22 しゃぶしゃぶ食べ放題
『いらっしゃいませ~!!お席へご案内します。』
2人が入店すると、元気な声で迎えられた。
うん。開店初日とあって元気があるな
「いらっしゃいませ。当店へご来店ありがとうございます。お客様に当店のシステムを説明させていただきます。まずは···」
店員が店のシステムをテキパキと説明してくれる。どうやらこの店はチェーン店のようで、接客に慣れている店員のようだ
「···説明は以上です。では、ご注文が決まりましたら、パネルにてご注文ください。失礼します。」
無駄のない動きで去る店員···ただ者ではないな···
「さて、システムも理解したから、注文しましょう。何がいい?何でもいいわよ?」
タッチパネルを差し出して聞いて来る
「そうですね。店長は「待った!外では麗華と呼んで。店じゃないのに店長なんて言われたら堅苦しくて嫌よ。」
注意されてしまった。···確かにそうだな
「そうですね。失礼しました。では『麗華さん』とお呼びします。」
笑みを浮かべて名前を呼ぶ
「!?えぇ···よろしくね?」
何故か麗華さんの顔が赤いような?店の空調かな?
「それじゃあ改めて、何にする?もし決められないなら、私が決めちゃうわよ?」
イタズラっぽく言われたので
「では、おまかせします。どうも外食は慣れてなくて」
そう言ってパネルを麗華に渡すと
「任せて~。影司君はいっぱい食べるから食べ放題がいいかな?コースは特上コースで、飲み放題もつけちゃおう。あれ?そう言えば影司君はお酒は?」
パネルを操作して注文を決めていく麗華が飲酒の事を聞いてきた
「飲めますが、今日はソフトドリンクでお願いします」
「了解~。お酒の飲み放題はソフトドリンクもOKだから同じにして···お酒を飲みたくなったら、飲めばいいのよ。はい!これで注文完了」
麗華は流れるように注文完了させた。
「じゃあ早速ビール取って来ますか~。」
麗華が席を立とうとするが、それを影司がとめる。
「俺が取りに行きますよ。それくらいはさせてください。」
「そう?ならお願いね。」
「ついでに野菜も取って来ますが、好き嫌いあります?」
「春菊が駄目。それ以外は大丈夫。」
「了解です。では···」
「いってらっしゃい」と見送る麗華を背に、先ずは野菜コーナーへと向かう。
ビールを先にすると野菜選びで時間がかかり、温くなるから、ビールは最後だ。
野菜コーナーは充実していた。
人参·じゃがいも·長ネギ·白菜·春菊·大根·豆腐·白滝·キャベツ···本当に色々おいてあった。
全て薄く切られ、すぐに食べられるように配慮もされている。
普通の食べ放題の『野菜は厚く切ってあったり、種類も少なくてがっかりする』事もある。
と、麗華さんに教えてもらった。
そうなのか···いつか役にたつかも知れないな···
野菜コーナーで野菜を取り皿に盛り、隣にあったお盆に乗せて、次の目的地ドリンクバーへと向かった。
次回『アルコール飲み放題』




