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喫茶店 あなたに癒しの一時を~強面店員の笑顔を添えて~  作者: のんびり作者
第二章 『喫茶日向』営業開始?
20/45

20 掃除完了

掃除再開する

「本当に終わってる~!!」


奥から店長の声が聞こえて来た。


まぁ、そうだろうな···


俺でもびっくりするよ


ほんの2時間程で2部屋を綺麗にするんだからな


清掃業者数人でやる事を1人で···ん?良く考えたら結構ヤバい事じゃないか?


···まぁ、いいか。全ては「掃除は得意なんで。」とか言っておけば大丈夫だろ···


店長が戻って来る前に飲み物を用意しておく


···シンプルに牛乳と苺··砂糖も入れて···氷少々···ミキサーで混ぜて···


ヴィィィ···ガリガリ···カリカリ···ヴィィィ···


良し、できた!


後はグラスに移して


「てんちょ···うぉ!?」


振り向いたら店長がいた


俺の後ろに立つとは···店長は何者なんだ!?


「苺ミルク?苺ミルクよね!?早く頂戴!!早く早く早く···」


店長の目が恐い!!どんだけ苺好きなんだ!?


「落ち着いて下さい!?ほら、今出しますから、座って座って~」


子供を宥める様に椅子に座らせて苺ミルクを出す


「はい。召し上がれ」


「わ~い!!苺~苺~おいし~あま~い」


すっごい笑顔で飲んでる···てか、子供かな?確か店長って今年2···殺気!!


「影司君···?今···何かよからぬ事···考えてなかった?···ねぇ?」


先ほどの雰囲気が一変、全てを凍らせる程の冷気が出ている


···まさか!?店長も能力者か!?


そんなはずはない!!俺の黒影が反応しない事はない!!では何故!?


混乱する影司だが、後に『女性に年齢を聞いてはいけない』と教えられるのだった。




さて、店長も落ち着いたので(満足するまで苺ミルクを作り続けた)小休憩する事に···


なんか掃除より疲れた気がする···




暫くのんびりしたら、残りの店内の掃除だ




「良し!!これで掃除終わり!!これで明日から営業出来ますね!!」


最後の椅子をテーブルに乗せ、床を拭いて、全ての掃除が完了した。


「お疲れ様~。いや、まさか1日で終わるとは思わなかったわ。」


「掃除得意なんで。いつでもどこでも綺麗にしますよ。それで、明日から営業出来ますかね?」


「えぇ大丈夫。伯父さんにも連絡して、明日の朝までに食材搬入して貰えるから、営業出来るわよ?」


(よっし!!これで何とか生活できる!!)


内心ガッツポーズをしていると、店長が提案してきた


「もうすぐ17時だし、夕飯行かない?もちろん私が出すわよ?今日のお疲れ様会って事で、どうかしら?」


「いいんですか!?ご馳走になります!!(恥ずかしながら来週まで厳しくて···」


後半は小さな声だったが

、しっかり聞かれていたようで、店長は笑っていた


「それじゃあ、戸締まり確認したら外で待ってて。私は伯父さんに発注の確認してから出るから」


「了解です。では戸締まり確認して来ます!!」


そう言うと同時に奥に消えて行く影司を少し複雑な目で見送る麗華であった。





次回『お疲れ様会』

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