18 消えた計画(執事喫茶)
お店休み2日目の夜です
今回は短めです
「本気でヤバいかもしれん。3日分も給料が入らないのは本気でどうにかしないと···」
日雇いでもやれば良いのだが、確か店長に申請?申告?をする決まりがあったはず···?
店長に余計な手間をかけさせるのは忍びない。
貯金は多少あるが、余裕とは言えない
早く開店してくれ
実際、あの喫茶店の売り上げは良くない
「ちゃんと給料が出るのが不思議だ」と思うほど売り上げが低い
その為に店長は忙しく働いているに違いない
影司はそう考えているが、実際はあの喫茶店は先代の趣味程度だったので、赤字でもあまり問題にされてない
麗華も他の事業で充分な利益をあげいて、喫茶店は思い出があるから続けている程度で『ギリギリ黒字をキープする』程度で満足している。
故にメニューの値段が格安なのである。
余談だが、東次郎と聖人の給料は先代の兄(麗華の伯父)の店から「修行場に使わせてもらっているから、給料はうちの店が出すぞ」と言われ、麗華の伯父の店から支払われている。
なので、2人は喫茶日向からの給料は受け取らない。
毎回麗華が給料を用意するが、2人は店長(伯父)に渡し、伯父から麗華に(食材提供等の形で)還元されている
その結果、喫茶日向の利益から給料が払われているのは影司だけであった。
ちなみに過去に麗華がもう少し力を入れて営業しようと計画。
内容が東次郎と聖人に執事服を着せて接客させる『執事喫茶にしよう』としたが、東次郎と聖人が本気で嫌がるので廃止した。
影司が喫茶日向で働くよりかなり前の会話
麗華「執事喫茶やりたい。2人の執事服···需要あるわよ!!」
東次郎「···お嬢。今までお世話になりました。」
聖人「店長さん(普段は麗華さん)は執事の格好するの?しない?なら僕もしない。やるなら店長が率先してやらないと···ね?」(黒い笑み
麗華「やめましょう。うちはこのままで良いの!!安くて癒しの時間を提供するのが喫茶日向の営業方針よ!!」(焦
等とやり取りがあった。
そんな事があったとは知らず、影司は何か出来ないかと悩んでいた
ネットで今の流行とかを調べているとコンセプトカフェなる記事を見つけた
「なるほど。色々な格好をしたりするのか···。うちでは難しいかもしれないな···(接客が俺が主だし、何の格好すればいいのかも判断できない···)これは駄目だな。」
しかし、『自分の得意な事を全面に出して』は参考になるか···。
『観察·潜入·情報収集』···喫茶店とは関係無いな···。あってもしないけどな
影司は知らない事だが、仮にやったとしたら、漫画の様な喫茶店にはならないだろう
情報を買いに来る客より、排除や誘拐等の方が多くて、喫茶店なんかやっている暇はない
あれは空想だから出来るのだ。
それに、黒影の暗部を全面に出すわけにはいかないので、最初からやる気はない。
『黒影は知られてはいけない力だ。絶対に表には知られてはならない······しかし、必要な力だ。』
かつての友が遺した言葉だ。
この後も悩む影司だったが、いい案が出て来る事はなかった
次回『喫茶日向の大掃除』




