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第33話 部活に入る?

 「――そういえば天太」


 いつも通りの3人で帰宅途中。

 ちなみに総一朗はどっかに消えた。


 そのときに咲羅が話しかけてきた。


 「天太って何部?」


 ()()……?

 ……ああ、部活か。


 部活なんて入ってねぇんだよな……。


 「確かに、天太さんが部活動をしているところ、見たことありませんね」


 だって何も入ってないんだもん。

 ……いや、『帰宅部』って部活に入ってるのかな……?


 「部活か……入ってない」

 「入ってないの!?」


 そんな驚くか……?


 「学年全員入ってるのに!?」


 へー、そうなんだー。

 みんな入るもんなんだ、部活って。


 てかそもそも何部があるの?


 「咲羅と実璃は何部だ?」

 「私ですか? 私はバスケ部です」

 「私はイラストレーション部」


 へー、そんな部活あるんだ。

 イラストレーション部なんて初めて聞いたな……。


 「……ってことは、上手いのか? 絵」

 「上手いとはいいきれないけど……」


 見てみたいな、咲羅の絵。


 「で、天太さんは何部に入るんですか?」

 「いや、部活に入るつもりは――」

 「イラストレーション部、結構楽しいよ?」


 え?


 「バスケ部も、練習はそんなにキツくありませんし、楽しいですよ」


 え……?

 なんで……?


 なんで俺が部活に入るってことになってるの……?

 帰宅部がいいんだけど……。


 どうせ家に帰っても何もすることないけど。


 「何部にする?」

 「できれば女子も行ける部活にしてください! 『男子サッカー部』とかではなく!」


 ええ……。

 なんて反応すればいいの……?


 「ま、まぁ……考えとく。明日には決めとくから」

 「よし……。……あと、今度の日曜、空いてる?」


 日曜……?

 予定あったっけ……。


 ……予定なんてあるわけないか。


 てか今日何曜日だっけ?

 ……あ、思い出した、水曜だ。


 曜日感覚までなくなっちまった……。

 誰にでもあることなのかな……?


 「ああ、空いてるけど……」

 「じゃあさ、ゲーセン行こうよ」


 ……は?


 「楽しいですよ?」


 え?


 「最近ハマってるんだよね」


 いやいや、何か間違えてない!?

 遊園地の間違いじゃない!?


 ゲーセン!?

 ゲ、ゲーセン!?


 ええ!?

 女子高生がゲーセンなんで行くの!?


 「……あ、そっか! プリクラとるのか!」

 「プリクラですか……。あんまり楽しくないんですよね、あれ」

 「ならゾンビゲームやった方が楽しい」


 プリクラじゃないの!?

 ゾンビゲーム!?


 お前らゾンビゲームするの!?


 「じゃ、行こうね!」


 ええ……。

ゲーセン行ったらガンゲームしますよね(圧)

(作者はゲーセンのガンゲームが好きすぎて、店内ランキング一位をとりました!)

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