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第213話 洗う?

 ……あれ、結局俺、どこで寝たんだっけ?

 確か立って寝るとか咲羅と言い合って、そのあと……。

 ああ、確か俺が咲羅のベッドで寝ることになったんだ。


 今は朝……だよね?

 もう朝か……、起きたくないな。


 でも起きるしかないんだよな。


 頑張って目を開ける。

 そこには見慣れない景色があった。

 咲羅の家だから見慣れてたらヤバいけど。


 前回は咲羅が隣で寝てたけど、今回はいない。

 よかったよかった。


 勝手に起きていいのかな?

 うん、いいよね。


 身体を伸ばしてから、ベッドから降りる。

 どこ行けばいいのかな……?


 とりあえずリビングに行くか。


 頭を掻きながらそこまで向かう。

 どうしよう、咲羅の家の構造、覚えちゃったかも。


 リビングまで行くと、そこにはちゃんと咲羅がいた。

 でも最初は咲羅って気づかなかった。


 だっていつもと髪型違ったから。

 なんていうんだっけ、この髪型。

 『サイドテール』とかいう感じの名前だった気がする。

 ごくたまに姉ちゃんもこの髪型にするから、名前くらいは聞いたことある。


 「あ、天太じゃん」

 「天太です」

 「おはよ。お腹は?」

 「普通」

 「食べるでしょ?」

 「なにを?」

 「ご飯」

 「え、ピーナッツバター?」

 「……寝ぼけてるでしょ?」

 「多分」

 「もう、しょうがないな」


 咲羅はため息をついて俺に向かって来た。

 なにをするかと思ったら、急に俺の腕を掴んでどこかに向かった。


 ……え、風呂?

 ……いや、ただ水道で顔洗うだけか。


 そう思ってた。


 でも違った。


 水道を通り過ぎて、浴室に二人で入る。

 なんでかはわからない。


 「はい、寝っ転がって」

 「……は?」

 「顔洗うんだよ。大丈夫、顔以外は濡らさない」

 「いやいや、なにする気!?」


 ヤバい、抵抗してるけどなんもできない。

 咲羅のほうが力強い。


 さすがインドア陰キャの俺。

 ……カッコよく言えるような言葉じゃないか。


 よし、もうあきらめよう。

 俺は咲羅に勝てない。


 だから大人しくした。

 ちゃんと横になったよ。


 そしたら咲羅がシャワーから少しだけ水――いやお湯か。

 ま、それを出す。


 そしてそれでフェイスタオルを濡らす。

 どこから、いつ持って来たんだ、そのフェイスタオルは。


 咲羅はタオルを絞って、広げる。

 なにされるんだろう、俺。

 なんとなくは予想できるけど。


 俺の予想通り、咲羅はそのタオルで俺の顔を拭き始めた。

 めっちゃあったかい。


 「どう? 気持ちいいでしょ」

 「まぁ……」

 「これさせたかったの。目、覚めた?」

 「うん、結構」

 「そ、ならよかった」


 ……だったら俺、横になった意味ないよね!?

前回、確かに言った。『みんなの笑顔がまぶしいゴールデンウィークは投稿ができないかもしれないです』。……え、今日(昨日?)からもうゴールデンウィーク始まってるの!? なんか人によっては『もうゴールデンウィークだ!』って言ってる人いるんだけど!? はい、えっと……、5月2日から投稿できません。ごめんなさい

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