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第212話 どこで寝る?

 「……何時まで起きてる予定?」

 「もうそろそろ寝ようと思う」


 テレビの上にある時計を見ながらそう言う。

 だいたい11時くらい。


 今は咲羅と二人でテレビ見てた。

 結構面白いバラエティ番組。


 「いつもこのぐらいに寝てるんだ」

 「まぁ、一応」

 「ふーん……。じゃ、寝よっか」


 咲羅はそう言ってリモコンでテレビの電源を消す。


 「私の部屋にベッドあるから、そこで寝て」


 ツッコミどころが多いけど、無視しよう。


 「いや、ここで寝る」

 「……ここにベッドとか布団とかないけど?」

 「いやさ、俺立ちながら寝れるから」

 「……人間そんなことできるわけないでしょ」

 「いや、俺できるもん」

 「…………」


 咲羅は無言でポケットからスマホを出してなんかいじってる。

 多分調べてるんだと思う。


 「……! マジでできるじゃん!」


 うん、マジでできるよ?


 「だからここで立ちながら寝る」

 「で、でもこういうのは仮眠とかに向いてるじゃん! 熟睡できないよ!?」

 「大丈夫、寝れるから」

 「バ、バカじゃないの!? 明日学校で倒れたらどうするの!?」

 「倒れても復活する、それが俺だ」


 ……自分で言っちゃうけど、なんかヤバいこと言ってるな、俺。

 二つの意味でね?


 「ってわけで、俺は大丈夫だ」

 「私が大丈夫じゃないの! 『木神天太が白糸咲羅の家に泊まったら睡眠不足で倒れた』ってみんなに言われたらどうすんの!」

 「あ、そっか。それは考えてなかった」

 「考えてよ」


 はい、ごめんなさい。


 「でも咲羅のベッドで寝るのはちょっとな……」

 「そんな汚くないよ! 私のベッド」


 そう言う意味じゃないんだけどな……。

 咲羅も咲羅でなんでこんな警戒しないんだ?


 「ってか、私のベッド意外に寝るとこないし」

 「……俺が今着てる服、泊りに来たいとこ用だったよね?」

 「そうだけど……」

 「ってことは、そのいとこはよくこの家に泊まりに来るんだよな? そのいとこはどこで寝てるんだ?」

 「なっ……!」


 ……すげぇ、なんか俺頭よくなってる。

 え、姉ちゃんに自慢しよ。


 「そ、そのいとこも私のベッドで寝てるの!」

 「マジか……」

 「だから天太もそこで寝て! この家の主の命令!」


 この家の主なんだ、咲羅。


 「前回はそこで寝たでしょ!? だから今回も寝て!」

 「……寝なかったらどうする?」

 「あ、天太と私の関係みんなに言う!」


 俺と咲羅の関係……?

 え、友達じゃないの?


 「それ脅しになってなくね? ただの友達だし」

 「『ただの友達』!? わ、私たちキスしたんだよ!」

 「! 待って、そのこと!? それは嫌だ!」

 「でしょ!? だから私の部屋で! ベッドで寝て!」


 うぅ……、なんでこうなるんだ……。

(作者にとっては)残念なお話です。ゴールデンウィーク、みなさん楽しめそうですか? アハハハ、それならよかった。作者は残念ながら勉強勉強勉強勉強勉強なので、みんなの笑顔がまぶしいゴールデンウィークは投稿ができないかもしれないです。本当にごめんなさい。

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