表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
208/258

第208話 今日から3学期

 3学期が始まってしまった。

 とてつもなく面倒くさい。

 また外に出なきゃいけないと思うと憂鬱すぎる。


 「天太ー! 3学期も頑張っていきましょー!」


 朝から姉ちゃんは元気。

 なんで朝からこんなに元気出せるんだろう。


 「勉強わからなかったらいつでも私に言ってね! 教えてあげる!」

 「それはどうも」

 「あと恋人できたら言うんだよ?」

 「…………」


 なんか最近姉ちゃんおかしいよね。

 姉ちゃんもストレス溜まってるのかな?


 「返事は?」

 「姉ちゃんも恋人できたら言えよ?」

 「私は絶対に恋人できないから大丈夫!」


 そんな自信満々に言うなよ、悲しいな。

 とにかく、もう時間だし学校行くか。






 やっぱ始業式の学校は楽。

 すぐに終わるから。

 校長の話聞いて、プリントもらって、宿題提出して終わり。


 校長の話つまらなかったな……。

 いやさ、ありがたい話だったら俺もちゃんと聞くよ?

 たださ、意味わかんない話してたんだよね。


 二重言葉についてずっと話を聞かされた。

 あんまり面白くなかったね。


 で、今は帰り。

 今日は咲羅と二人で帰ってる。

 他のみんなはなんか部活とかあるみたい。


 「天太はさ、3学期にしたいことあるの?」

 「いや、特にない。強いて言うならもっとみんなと仲良くしたい」

 「なっ、それどういう意味!?」


 え、そんな驚く?

 俺ヤバいこと言ったかな?


 「しかもみんなって……! 実璃とかも!?」

 「ま、まぁ実璃とも仲良くなりたいな」

 「ちょっ、マジで言ってる!? さすがに引くんだけど!」


 なんでぇ!?

 俺本当になんもしてないよ!?


 「しかもさ! そういうこと言うならもっとこう……静かな場所で言いなよ! せめて私と二人きりのところ!」

 「ちょっ、なんか誤解してない? 多分俺の『仲良くなりたい』ってワードに反応したんだよね? 一応『友達として』なんだけど……」

 「え?」


 いや、こっちが『え?』だよ。

 『恋愛的に仲良くなる』って勘違いしたのかな?

 すごい勘違いだな。


 「俺はそんな何人も恋人つくったりしないよ……」

 「……ふーん……」


 その言い方、俺が何人も恋人つくる人だと思ってたの?

 今の日本じゃ一夫多妻はあんまり聞かないけどな……。


 「……それよりさ、今度空いてたりする?」

 「今度? 多分空いてると思うけど……いつでも暇だから」

 「みんなとお泊まり会することになったんだけど天太も来ない? 私の家で」


 咲羅の家で?

 咲羅の家で複数人がお泊まり会?


 しかも男の俺が咲羅の家に入っていいの?


 「俺男だよ?」

 「だから?」


 あー、こりゃなに言ってもダメだ。

 まぁ、俺は咲羅に変なことするつもりないから別にいっか。

 みんなもいるし。

追記……作者の都合により、しばらくの間投稿をお休みさせていただきます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ