エンジェルライフMirai④スースーガン治療の謎が解明され、元のガンが消滅した!藤井最年少名人誕生!元が命を懸けた治療の成果は!
湿布を貼ってガン治療したらうまくいった!スースー免疫療法の謎が解明され元のすい臓がん治療に好結果が!ところが、新たな問題が発覚。藤井名人が、早く誕生したおかげで、豊橋に早くやってくる。元に残された時間は短い。エライザと直斗、名医の二人は、壁にぶつかり悩む。
元に最後の力を与えたのは、自分も病気の看護師のあさこだった!
④
あさこが、元の腰痛に貼った発売前の新製品の湿布。なぜか、湿布を張った後はプロテクトされたガンの防御層が破壊されて
宇宙線治療が、うまくいきガンが消滅した。湿布でがんが治るのか?湿布でスースーしながらスースー免疫療法に挑む元に悲劇が?喜劇か!
思わず、治療時間が伸びてしまい元がトイレに行きたくなった。湿布がしっかり貼ってあり大事なところが出てこない。ハサミを持って
あさこが、駆け付けるが・・・残念なことに・・・っしっかり張り付けた湿布の中で、タップンたっぷんになっちゃって、
湿布も解けって、スースが、ギャーオ!・・・元もやつもしょぼくれた。
あさこ:車いすのままシャワー室に行きますね。
エライザ:看護師長に介護はまかせて・・モニターの顕微鏡映像で確認しましょう。どっちみち今日は元さん精神的に復活は難しいと思うから。
直斗は緊張した顔つきでモニタールームに座った。
エライザ:30分も機械止めたり入れたり何やってたんですか・・ ここですよね。 あれっつ間違えた・・んっ・・誰の画像?
直斗:これわ! 消えてる エライザ! 消えてるって
エライザ:はーーっ 消えてる・・ 元さんのガン!消えてる!なんで??消えてるよ・・
直斗:X線!X線だってバ!!レントゲンのX線を照射した。レントゲンのX線でガン細胞のプロテクトが外れるんだ!
エライザ:レントゲンってどういうこと?
あさこもモニター室に呼ばれた。
エライザ:あさこさん!元さんのすいぞうガンが消えた・・・
あさこ:そう、 それが、”自分で湿布切るから来るな!”と怒鳴っちゃって、結局、じょぼじょぼで、スースーでギャーオ!
くそじじい・?しょんじじい? 間違って切っちゃえ!
エライザ: あさこさん!って、聞いて!
元爺のすい臓ガン消えたの!
あさこ:なんで、おしっこで・・・?
直斗:レントゲンのX線と宇宙線を交互に照射したんです。そうしたら宇宙線で消滅したガンが残した防御本能をX線が破壊し、また、宇宙線がガンを攻撃しやすくなってガンが消滅する。その繰り返しで、ガンが完全に消滅しました。
あさこ:すごいじゃんなんで急にそんなことが出来たの?
直斗:この機会は、藤井竜王の健康診断用の機械を開発したシーメンスの物ですが、森園奈央さんと、エライザが極秘に改造していました。自動でがん検診と宇宙線免疫療法ができます。手動でも出来て、操作によりレントゲン用のX線も照射できます。1回1回機械を止めなければならないが宇宙線とX線を交互に照射することが出来たんです。
エライザ:森嶋先生、なんでそんなこと思いついたの?
直斗:セロハンだよ。
あさこ:セロハン?セロハンテープ?
直斗:セロハンを剥がすとX線が出るんだ!
エライザ:はーーっつ なんじゃそりゃ?
直斗:1950年代に旧ソ連の科学者たちが、セロハンテープでX線のパルスが発生することを発見して、2008年にUCLAがセロハンテープを、一定の速さで剥がすことでX線撮影が可能な強度のX線を観測し、ネイチャー誌に発表したのをアメリカ時代に見たことがあるんだ。あさこさんが湿布のセロハンテープを剥がすスピードがX線を発生させ、ガン細胞の防御層を破壊して宇宙線がガンを消滅させた。セロハンテープで発生するX線は弱いからすい臓や肝臓の内部にまでは届かなかったのでそこだけガン細胞が残ってしまったんだ。
あさこ:元さん助かるの!?
直斗:・・・・それが・・・
エライザ・・・・・次の大きな問題が・・・
直斗:エライザはもう気づいてるね。ガン細胞が完全に消えたのですい臓がよく見えるようになった。この画像が分かりやすい。すい臓の大切な部分が大きく損傷している。ガンが消えないと分からなかった。僕たちは
元さんのすい臓ガンを発見してから2週間も使ってしまった。その間にすい臓のガンは、すい臓を蝕んだ。
僕が選んだ方法も元さんの命を削ってしまった。
あさこ:どういうこと?ガンが消えたじゃない!
エライザ:X線の量よね。
直斗:そう、レントゲン用のX線最強の状態で20回以上照射した。普通の撮影ではありえないレベルのX線を元さんは浴びることになった。途中で気が付いたが、申し訳ない。
エライザ:今の状態では移植も無理。
直斗:余命は後、2週間・・・・・最初と変わらない。
これ以上どうするか元さんに主治医の僕が話さなければならない。
その夜おしっこ事件で寝たふりをして出てこない元を、
”稲村亜美さんが打ち上げに来てるよ”って連れ出した。
そんな日本の神話もあった様だが、稲村がいるわけがない。
あさこ:元さんごめん大事な話なの。
直斗:元さん主治医の僕から話します。・・・申し訳ありません・・
すい臓のガンは消えたのですが、これ以上すい臓が回復する見込みがありません。今後の治療方法が手詰まりで・・力不足です。すいません。
元:森嶋先生が誤ることは無い。最初からの余命1ヶ月は変わってない。最初から言っている通り延命治療はいらない。君たち3人が納得する治療ができたならそれで良い。今後の痛みを和らげて、楽しく逝かせてくれ。素晴らしい結果が得られたじゃないか!次の人達のために胸を張れ!。立派な成果だ!
森嶋:明日からは、その方向で治療します。これ2錠飲んで寝てください。すい臓を結構X線で虐めてます。夜中に強い痛みになりますから、精神安定剤と弱い睡眠作用のある痛み止めです。
元:ありがとう。さっきから腰のあたりに鈍痛で・・・おやすみ 今日はみんなも痛み止め飲んで寝ろ!
元は、ガウハハハと大笑い。二人は、苦笑いしながら泣いた・・・
翌日
元:おはよう!あれ、誰もおらんのか・おーい!あさこ!
おーっ 朝飯か・・? メモか・・
”元さんおはようございます。今日一日休みを下さい。9時には森嶋先生が来ます。私の代りにういかが来ますので、身の回りの関係はういかに頼んでください。昼食は、ういかの分も下のビュッフェに予約を入れておきました”。
あさこのメモだった。元は自分の病気のことを話に家族のもとに行くんだと分かった。元の治療でほとんど泊まり込みで貴賓室のサーバントルームに詰めていた。元の治療の方向性が決まったので自分の体のことも家族と話す気になったのかと思った。
直斗:おはようございます。
直斗が上ってきた。クライアントが契約していないので、エレベーターの暗証番号は、23423に固定している。
元:早いじゃないか。
直斗:昨夜は寝れましたか?
元:森嶋先生が、夜中に痛むなんておどかすからビビッて寝付けないかと思ったけど・・気が付いたら朝だったよ。
直斗:腰の痛みはどうですか・
元:少し鈍痛かな・・・
直斗:できるだけ残された時間を元気に使えるように肝臓のガンを完全消滅させることはしません。転移の検査だけします。
問題がある場所への転移が有れば宇宙線で消滅させます。
すい臓の影響で鈍痛がるんだと思いますが痛み止めを出します。昼間の痛み止めは睡眠導入作用が無い
薬にしていますので車も運転してもらって結構です。
ういか:おはよーございます。スイマセン遅れましたか?
元:いや 森嶋先生が早く来てくれただけだ。ういかは遅刻じゃないよ。
直斗:ちょっと早く来過ぎたら元さんもいたんで。
ういか:焦ったー!。
直斗:ういかさん処方箋出しときました。薬お願いします。
ういか:はい!了解です。元さん薬持っていきます。お部屋でお待ちください。
元:いや 大丈夫だここで、私がみんなにコーヒーでも入れてあげるよ。
ういか:とんでもないお部屋へどーぞどーぞ
ういかは、元を強引に貴賓室の中に押し込んだ。さて、薬薬くすりーー
直斗の処方した薬を持って貴賓室に入って行った。
リビングと思われるこの部屋の隅に扉がある開けてみると大きなベッドが2つ寝室のようだがここにはいない。ただ、ベッドは使った形跡があり誰かが寝ていたようだ。そのベッドの横に天井からロープが下りていた。天井にも少し隙間がある。ういかは中に入りそのロープを引いてみた。階段が下りてくる。下まで階段を引き下ろすと吸い込まれるように階段を上った。
金属製のハッチを開けると強い風が吹き込み太陽がまぶしい薄目で回りを見渡すと元の後ろ姿が見えた。
ハッチを大きく開き屋上に上がると元がいる方に歩き出した。
ういか:元さんこんなところでなに・・・
元:(小声で:うるさい静かに・・来るな)
ういか:元の声と合図で、その場で止まった。
元はその場でサンダルを揃えると、フェンスを乗り越えた。屋上の端にたつと・・・ういかはとっさに元さんと叫びフェンスの向こうの元の腕を掴もうとする。元が一瞬しゃがんでういかの手は空を切った。
元:うるさい!来るなと言っただろう(みゃーミャー)
元の腕の中に子猫が抱かれていた。
ういか:元さんその猫どうしたんですか
ほれっと猫をういかに渡すとフェンスを乗り越えて中に戻った。
元:二日ほど前から屋上で泣いてて気になっていたんだ今日になって鳴き声がしないから上がってみたら屋上の排水溝にはまり込んでた。
ういか:びっくりさせないでくださいよサンダル揃えてフェンス超えたら飛び降りるかと思うじゃないですか。元はもうすぐお迎えが来るのにわざわざ迷惑にもガーデンホテルで飛び降りんわ、と、言いたかったが、ういかには言えなかった。
元:わるいわるい。お詫びにその猫やるよ
ういか:やるよって にゃー(ミャー)かわいいけど、急に猫もらっても・とりあえず下に行きましょう。
薬ベッドの横に置いときました。なーびっくりしたにゃー(ミャー)
ういか:この階段なんですの?
元:クライアントが万が一の時、ここからヘリで脱出する。
ういか:マジですか!007かて・・
元:ういか、この子になんか飲ませてやれウェイティングルームに牛乳ぐらいあっただろう。
ウェイティングルームで、離してやると直斗や元の足元にじゃれて離れない。ういかが小皿に牛乳を入れてやるときれいに舐めて飲んだ。
直斗:元さんなんで屋上なんかに猫が?こんな小さな子猫じゃ登れませんよね。
元:たぶんトンビか鷹じゃないか?子猫を餌として捕まえるから。捕まえてきたけど仲間に横取りされそうになって、屋上に落としたんだろう。この子もうまく隠れて逃げられたと、言った感じじゃないか・・・
ういか:トンビって子猫も食べちゃうんだ。
元:この懐き方だと飼い猫の子で庭で遊んでてさらわれたんだろう。この辺の子じゃないかな。病院広報で流したら飼い主が現れるかもしれんし、誰かが欲しがるんじゃないか。
直斗:猫ちゃん男の子??女の子??男の子でした。
元:えーっつほんとにおす?
元は子猫をひっくり返して股間を触ってみた。
元:ほーっつめずらしいね。三毛のオスは大変貴重だ!さっきの病院広報の話は無かったことにしてくれ!今は白黒の猫のようだが、ここの薄いちゃいろがもう少し濃くなってくる白はそのままで黒と茶色が増えてくるから三毛になる三毛は猫の遺伝子学的にメスになるのが普通でオスはほとんど生まれない。貴重な守り神になってくれるかもしれないな。名前は、そうだな育像。エンジェル育像 やがて像のように大きく育つように。あさこに明日来るときに餌とかミルクとか買ってきてくれってメールしとけ。
直斗:いいですよ。僕、猫飼ってましたから帰りに僕が揃えて明日持ってきます。
元:それじゃあ頼むよ。育像!お前が像になってエンジェルを守れ!(ミャー)
元は、自分がいなくなった後のエンジェルライフがうまくいくように思いを育像に託した。
*エンジェルライフLovelyで、カルメンになついた育像は、
こうしてエンジェルの仲間になった。*
東京から帰ってこないあさこ、藤井竜王の健康診断の話を詰めに行っていたようだ。元に嬉しい企画をまとめてきた。
翌日もあさかは少し遅れると連絡してきた。
直斗が8時過ぎに上がってきた時には、元と育像はすでにウェイティングルームで待っていた。
元:昨日は、痛み止め飲んでも寝れんかったよ。こいつが腹減ったってうるさくて・・牛乳じゃ物足りんらしい。
直斗:育像!チュール買ってきたぞ!はいどーぞ!(ミャー)
直斗の手のチュールを指ごとかじって食べている。固形のキャットフードも買ってきた。直斗が買ってきたキャットタワーを待ちきれないで自分で組み始めた元だったが、説明書も見ないで悪戦苦闘中!ちっとも形にならない。育像はお腹がいっぱいになったのかソファの下を隠れながら走り回り遊んでいる。直斗も元も診察はほったらかしで、猫の飼育準備に夢中になっている。
ういかが上がってきた。
あさこさん昼過ぎになるってメールです。ういかは、エレベーターにどうやって入れたのかと思うほどの大きな段ボールを持ってきて、ういか:ちょっと・・・誰かそっちで引っ張って・・
直斗:ういかさん、これなんですか?
ういか:キャットハウス、2階建ての超一流!豪華バージョン3万円もしたんですよ。人間だけ豪華なところじゃ、ね、貴賓室の守り神にふさわしいキャットハウスじゃないとね。 ねーっ(ミャーっ)です。
元:さすがだな・・ういか!ありがとう。
ういか:ちゃんと請求書は回しますよ!。ねえ(ミャっ)
医者に看護師、けっこう頭いい方なはずなのに、キャットハウスもなかなか組みあがらない。育像もほったらかしだから育像はソファーに隠れて寝てしまった。
直斗:元さん、体調はどうですか?
元:背中の痛みぐらいでそれも昨日とあまり変わってないよ。
直斗は、元の体を触って病状の変化を診察した。
直斗:大丈夫そうですね。むくみもないし、、
11時過ぎてあさこが帰ってきた。
あさこ:ごめんごめん、遅くなっちゃった。いろいろ動きが有って・・・
ういか:何してたんですか?
あさこ:東京に行ってた。
元:家には?
あさこ:行ったよ、帰って旬助にも会って、今度、小学生の柔道大会に出るんだってゆっくり話すから食事にしよ。朝、食べてないんだよね。
ういか:下からタイアップでビュッフェ貰ってきましょ。今、お客さん用の支度で忙しいから持ちにいかんと・・直斗さん手伝って・・下に食べ物、取りに行くから。
ういかは、直斗と一緒にしたに降りて行った。
元:あさこ、家族に話したのか?
あさこ:主人には、話しました。旬助には、話さないでおこうと・・主人と・・
元:体調はどうだ?
あさこ:全然・・変わった感じはないんです。脳腫瘍なんてほんとかなって・・・
森嶋先生が体調に影響が少ない抗がん剤を出してくれていて飲んでます。頭の毛も・・ねっ・ふさふさでしょ!
元:まっ、あんまり無理しないように・・ところで、何しに東京へ?
あさこ:楽しみなお話をまとめてきました。みんながきたら話します。
あさこは我慢できず零れそうな微笑みを隠すように下を見た。
(ミャーn)育像が起きてきてあさかの足にじゃれついてきた。
あさこ:えーっ・・ねこ・・なんで・・
元が育像に寄ってきて育像を拾い上げて・・
元:僕は、育像ですよって(ミiーz)
あさこ:飼うんですか?
あたりを見回して、組みかけのキャットタワーを見て聞いた。
元:私がおらんくなったら代りにいじめてやってくれ・・・
あさこ:スケベ猫になったら巴投げしてやります。
ういかたちが料理をいっぱい持って上がってきた。
直斗:ういかさんなんであんなこと許されるんですか・・・聞いてください ほらこの寿司桶持ってホテルのランチ用の料理を出来立ての山から勝手に取って・・・この状態です。
ういか:だからタイアップやって、ギブアンドテイクっちゅうやつ・・・たべてたべてめんどくさいことぬきにして・・早く飲み物も準備!森嶋直斗!動く!
直斗:人使いが荒いですね。
ういか: なんか言ったか? はい!頂きましょう ・・・おーっつ森嶋先生 取り皿!、箸は有る!
あさこ:ういか!あなたこの間の中夜際?の時もタイアップって言ってたけど何なんです。
ういか:まー簡単に言ったら合コン企画ですかね。有能な料理人と有能な看護師の婚活パーティーです。
あさこ:婚活パーティー?
ういか:看護師も料理人も休みが不規則でしょ。同じ職場でくっ付くといろいろめんどくさい話になるんで、
仕事が違う方が付き合い安いから、定期的に婚活パーティー開いてるんです。会費3,000円!
田原市内の店を持ち回りで・人気でまして!・・参加者に消防団員も加わって、、もー大変!
まーそんなこんなで、料理人が、私に忖度というタイアップ&フードロス対策SDGS!てな感じです。
直斗:今日なんか、最初に貰っちゃってるんだからフードロス対策??ですか。
ういか:まーそんな日もこんな日も ・・揚げたてうまいね!
元:ちゃっかりしてるなー、ういかは、それぐらいじゃなくちゃ商売は始まらん周りが納得して参加するならOKじゃないか!
ういか:東京!東京、何しに行ったんですか?
あさこ:すごい話まとめてきました! じゃーん(ミャーン)
藤井竜王が将棋指しに来まーす!
ういか:藤井さんが健康診断に来るのはみんな知ってますよね。
あさこ:将棋を指してくれんです! 元さんと!
元:俺と将棋指してくれるのか!
あさこ:そう!健康診断が6月30日と7月1日。7月1日の昼食後に帰るのは予定通り。6月28日に前乗り込みで豊橋から伊良湖へ29日を1日おさえた!
直斗:忙しい藤井竜王をなんで・・・健康診断だって短縮しなくちゃいけなかったのに・・
あさこ:条件も有るから実は、完全に決まったわけでもないの・・
直斗:条件て何ですか?
あさこ:藤井竜王は渡辺名人と名人戦のタイトル戦の最中なんだけど、第6局までで、決着した場合第7局は無くなるのでそうしたら、藤井竜王が今の予定でエンジェルライフに来ます!
ういか:すげー! そんな話ありですか・・・
元:今、名人戦は第4局終わって、藤井竜王の3勝1敗だ、あと1勝だから十分可能性があるぞ!
直斗:それにしても、よくそんな話を決められましたね。
あさこ:藤井竜王がエンジェルライフに共感してくれてるのは知ってると思うけど、元さんが藤井さんと将棋指したいって言ってたからダメもとで話してみたの。それから地元の子供たちの為の企画も話したんだけど・・豊橋鉄道を貸し切って将棋の早指し戦をやるのリモート予選で勝ち抜いた10名の小学生と藤井さんが一度に電車の中で対戦するの。豊橋から田原の間30分。貸し切りだけど駅に泊まっている間は藤井さんの持ち時間電車が走り出したら藤井さんは1手5秒で指さないといけないルール。田原まで負けなかったら小学生の勝。勝った子供には藤井さんからプレゼントがあります。28日の移動日がその企画。
29日は元さんとハンデ戦! 10枚落ちから対戦し元さんが勝ったら8枚落ち、6枚落ちと対局を進めます。
NHKで生特番も決まってて視聴者が結果を予測して当たった人には視聴者プレゼント。
もともとNHKがおさえに入っていたんだけど正式決定じゃなかった。藤井竜王の師匠の杉本昌隆八段が、NHKのスタジオでの特番もありがたいけど、エンジェルライフの企画の方が地域貢献になるってNHKに頼んでくれたんです。
直斗:勝ちました!今、名人戦!藤井最年少名人誕生です!
ういか: えーーつ うそ! やったー!
元: おーっつ ・・・・そうか! 来るか!
あさこ: えっつ すごい!すごい!
育像: みゃっ・・・ミャン・・ミャぁ?
2023年6月1日 史上最年少で、藤井名人が誕生した。
*ほんとにその日にこの原稿書いてたんですよ*
6月26日
直斗:元さん調子はどうですか?
元:腰がちょっと重い日が続いてる。いったん座ると立ち上がるのが苦しいね。
直斗:痛み止めも、もう少し強いものに変えておきます。将棋の練習のし過ぎじゃないですか?痛み止めに少し睡眠誘導成分が入っていますので無理しないで寝ることで体力が維持できます。
元:ありがとう。
直斗は、あさか、エライザと元の病状について話し合っている。
エライザ:体重減少、黄疸も出てきてる
あさこ:血液検査の結果です。急激に糖尿が悪化しているみたい。
直斗:腎不全もすぐに発症してもおかしくない状況ですね。
あさこ:7月中は持たせたいけど・・・
直斗:眠らせてしまう方が、延命できるが・・・
元さんに取って何がいいのか・・・
最後の日は迫っている。はずなのに、
むちゃくちゃ元気良くなったぞ!元爺頑張れ!