十二話、死霊術士のアジト突入!! ※若干のグロ注意
食後は見ないことを薦めます。
◆◇◆
数分後……
「情報を纏めると……盗賊の正体は一人のネクロマンサーらしいな」
話を聞いて数分後、情報を纏める。敵が特定できた。
「死霊魔術はその特色上、昼間の活動を是としない。可能なら昼間に潰したいな」
「はい。そのためには潜伏先をs」
~ネクロマンサーの潜伏先になってる洞窟~
「と、言うわけでアジトに来ました」
「過程は!?!?」
潜伏先を特定し終えたドレッドとアリエスと盗賊A。何もかもが雑な進行スピードだった。
「死体の数はどうも100超えるらしいし収容できる場所を適当にサーチしたら見つけました、まる」
「初等部特有のクソザコ日記 止めてください」
「よい子の皆涙目になったぞ今」
死霊術士のアジト酷く質素な洞窟だった。だがしかし、潜伏先としてはこれ以上なく〝らしい〟存在でもあるだろう。
「記念撮影 シマース。 ハイ ピース」
「いえーい」
「呑気!?」
洞窟前で並んでピース。いい感じの写真が取れたところで、三名はダンジョンを進んでいく。
「暗いな……」
「ライトの魔法を 推奨します」
アリエスの言葉を聞き、ドレットは少しばかり考えてから魔法を使用する動作を行った――――が、なにも起きない。
「……?」
「ドウシタンデスカ」
ドレットは自分の手をぐーぱーと開いて確認する。そして振り返ると結論を告げた。
「……魔法が発動しない、妨害系の術式と吸魔が貼られてる。それを潰さない限りは魔法の使用は出来ないな」
「そんな……魔法が使えないドレットさんなんてちょっとしたウンコ……いいえ、皆までは 言いません」
「皆まで言った上でなかったことにするな」
暗い洞窟。一寸先は闇の中、どうしようかと悩んでいる中。盗賊Aがとある発見をした。
「ロープ ノヨウナ モノガ 壁ニ アリマス」
「あ、本当だ。縄みたいのがある……」
手探りで手繰り寄せ、その縄のようなものを掴んで伝っていく。完全に罠だったが割とどうでも良かった。
「……これ、罠じゃね?」
「罠 でしょうね」
「罠デスネ、ハイ」
満場一致で罠であることが決定した。
「(さて、この状況どうするか……)」
1:帰って別の手段探す
2:ここにいる死霊術士が迷わないように張ってるロープ説を押す
3:もういいから先行こうぜ
「ふむ……ここは慎重に、一番を選択s」
「なんだか開けた場所に着きました」
「……そっか」
考えている内にアジトの一室に付いたのか、そこには微かな明かりが灯されていた。
「……テーブルに……テーブルクロス……?」
――――奇妙な世界だった。
壁は剥き出しの岩肌と無差別的に配置される蠟燭。
床に至っては凸凹の個所が多々あり、ただひたすらに無骨さがぐちゃぐちゃと敷かれている。
「――――貴族の食卓」
だというのに、ソレはなんだ?
この洞窟で高級シルクのテーブルクロスが敷かれている光景は、余りにも歪すぎた。
「……何かがあるな」
「アレ ハ 食事……? デショウカ、絵物語デ 貴族ガ使ッテルノヲ見タコト アリマス。
何カ 料理ニ被セル奴 熱トカヲ 逃ガサナイ用ニノ…」
「クローシュな」
テーブルの上には大きなクローシュ。
僅かな明かりが反射する。隙間風が首筋を撫で柔肌を敏感にさせた。
「……」
ドレットがまず、動き出した。クローシュの前に立ち、そっと中を見る。
……パタン……
――――ドレットはクローシュを閉じた。
「ドレットさん ?」
「見るな」
柔らかに、けれども確かな意思を込めてドレットはアリエスと告げた。
「?」
「……見なくていい」
一切の説明がないドレットに、アリエスは困惑しつつも一歩引く。けれども盗賊Aは興味が湧いたのだろう、ドレットに問いかけた。
「何 入ッテタンスカ?」
「…………」
ドレットは無言でアリエスと盗賊Aを見る。そしてその表情を読んだのだろう、結論としてドレットは言葉を続けた。
「…………東方の料理で、魚の姿造りってあるだろう。
魚の頭と尾を残して、身は捌いて刺身して盛り付けて、生きた頃を思い浮かべさせる料理」
「? はい、そのようなものがあると 聞いたことがあります」
「――――それを人間の赤ちゃんでやってた」
ひゅっ、とアリエスの喉から息が抜ける音がした。
「…………ぇ……?」
クローシュへ目を向け、頬に冷や汗が垂れるのを感じた。
「あの、中に」
蠟燭の灯りが酷く不気味に映る。
……こくん……
蜘蛛がキシシと嗤いだす。小さな息さえ大きく響く。
「ここの主は、どうも病んでいるらしい」
そして彼らは実感した。死霊術士の討伐とは、そういうものだということに。
直接的な表現はしていないので許してください…
以前は女の子が殴られる描写を描いただけでr18でしたので、描写を一切していません…




