椅子と私
じっとしてるのが嫌い。
我慢するのも嫌い。
椅子にずっと座ってるのは退屈で
同じ姿勢を保つのは苦痛である。
なぜみんな座ってるのだろうか。
私には窮屈だ。
私には足がある。
自分で立って歩いたり
走ったりできるのだ。
もう縛られたくない。
私には自由がある。
背伸びするのが幸せに感じる。
でも歩き続けるのも大変だ。
たまには椅子に座りたくなる。
でも立ち去った後の椅子には
他の誰かが座ってる。
空いてる椅子は探してもない。
もう私が座れる椅子はないみたいだ。