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異世界ゲーマーズ  作者: 八神 海月
第3章 フェザーサント編
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第3章 episode1 フェザーサント大陸

転移門からわずか数分で大陸に降り立った。

降り立った場所はこの大陸の首都なのかとても賑わっていた。

「空から見た時もすごかったけど実際に降りて歩いてみると本当にでかい街だな。」

アツトは都会の街並みに驚いていた。

「ほんといろいろなお店とかあるわね。この大陸に四皇がいるなんて思えないくらいだわ。」

アオイもアツトと同じく驚いた。

アツト達は少し散策をしていたが、まだこの大陸やこの街について何も知らないため酒場に行くことにした。

「なぁアオイ」

アツトはアオイに尋ねた。

「ん?」

アオイも返答をする。

「ワールドコネクトでもらったジオグラつかってこの街の酒場探してくれないか?」

アツトはアオイに頼んだ。

「いいよ。まかして!」

アオイはポケットから青色に輝く三角錐のようなものを取り出した。

「ジオグラフィック起動!」

アオイがそう言うと三角錐から光のようなものが出てマップが展開された。

「この街には酒場は1つしかないみたい。かなり大きい酒場でこの大陸最大らしいよ!この街の中心部にあるみたい!」

アオイはジオグラをみながらそう言った。

2人は街の中心部へ大急ぎで向かった。

街の中心部までは10分程で到着した。

アツト達は酒場に入り情報を集めに行った。

「ものすごい人だな..」

「ええ..」

アツト達は酒場にいる人の多さに驚いていた。

2人はカウンターへ向かいマスターから情報を得ることにした。

「いらっしゃいお二方!今日は何にします?」

マスターはアツト達に笑顔で語りかけた。

「え、ええっと…とりあえずストロングソーダってやつを2つ。」

アツトは久しぶりの酒場におどおどしつつ注文をした。

「かしこまり!少しお待ちくださいね〜」

マスターは鼻歌を交えながらドリンクを作り始めた。

「あの、マスター。1ついいですか?」

アツトはマスターに質問をした。

「なんでしょう?」

マスターはアツトに聞き返す。

「僕とアオイはついさっきこの大陸に来たんです。まだこの大陸や、この街のことを何も知らないので出来たら教えてもらえないかと思って。」

アツトは申し訳なさそうにマスターに尋ねた。

「なんだそう言うことでしたか!そのくらいならお安い御用ですよ!」

マスターは笑顔で返答した。

マスターが言うにはこの大陸はフェザーサントという名前で首都はこの街で名前はアルディエヌというらしい。

「この街は人口約4500万人、この大陸最大の都市です。この大陸の奥深くに四皇がいるらしいですがこの街とは相当距離が離れてますし、ここ数ヶ月何1つ攻撃などをされていません。まぁ四皇を討伐してくれる冒険者がいればいいんですけどね..。でも四皇に挑むのは命を落とす覚悟で行かなきゃいけませんし、そんなことをする冒険者はまずいないですからね..。」

マスターはこの都市について説明をし四皇についても触れた。

「あの、マスター。その四皇って麒麟っていう名前ですか?」

アツトは恐る恐る聞いた。

マスターは少し驚いた顔をしたがすぐに返答した。

「おおっ。よくぞご存知で。おっしゃる通りこの大陸で猛威を振るい続けている四皇は雷帝・麒麟です。でもなんでこの大陸に来たこともないあなた達が知っているんですか?」

マスターはアツト達に尋ねた。

「僕たちワールドコネクトへ向かう途中に麒麟と遭遇したんです。それで殺されかけました...。」

アツトは麒麟と遭遇したことを話した。

「それは本当ですか!?この街、いやこのエリア1にすらきたことのない麒麟が何故ワールドコネクトに..。」

マスターは驚いていた。

「それで四皇について詳しくお聞きしたいのですがいいですか?」

アツトはマスターに尋ねた。

マスターは少し考え言った。

「この街を出て北に進んだとこにあるマーシャ村に行きなさい。そこに麒麟についてよく知る人物がいるはずだからその人に聞きに行ったほうがいい。」

マスターはアツトの尋ねにそう返答した。

「わかりました!ありがとうございます!!」

アツトはマスターにお礼を言った。

「四皇について何故そんなに知りたいのかは聞かないでおくがこれからの旅も気をつけるんだよ。」

マスターはアツト達にそういった。

「はい!!」

アツトとアオイは大きな声で返事をした。

酒場を出たアツト達は街の中心部にある宿に泊まることにした。

「結構いい情報を聞けたな。」

アツトは満足そうに言った。

「そうね。とりあえずマスターの言っていたマーシャ村に明日向かいましょ!」

アオイはアツトに笑顔で言った。

「そうだな。」

アツトはアオイにそう返答し2人は眠りについた。

これから過酷な旅になることはまだ2人とも知る由もなかった...

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