第2章 episode5 ワールドコネクト
全力で馬車を飛ばし30分。ついにワールドコネクトに到着した。
そこは現実世界にはありえない光景が広がっていた。
「アツト君着いたよ。ここが世界を繋ぐ中継地ワールドコネクトだ!」
ライオネルはアツトにそう言った。
アツトは周りに広がる建物を見渡して言った。
「ここいたるところに時計があるなぁ」
ライオネルはアツトに説明をした。
「ここはねワールドコネクトの玄関、別名ワールドクロックって呼ばれてるところだ。いたるところにある時計は各地の時刻を表してるんだよ。」
アツトは建物に圧倒されながら言った。
「すげぇー。」
「とりあえず中に入ろう。いろいろ受付もしないといけないからね。」
ライオネルがそう言うとアツトは返事した。
「そうですね。行きましょう!」
ライオネルに案内されワールドコネクトの中へ入った。ワールドコネクトの内部はいろいろなお店が展開されていた。
「すごいお店の数っすね。」
アツトは言った。
「まぁね。旅立つ前にいろいろ身支度するし、利用客もおおいからね。」
ライオネルはそう言った。
ライオネルに案内され一軒のカフェに入った。そこにアオイがいた。
「アオイ!」
アツトがそう言うとアオイも気がついた。
「アツト!早かったじゃない!」
アオイは笑顔でそう言った。
「ラクはどこにいるんだ?」
アツトがそう言うとアオイは言った。
「ラクはいまワールドコネクトから先にフェザーサントへ飛んだわ。あそこには有名な治療師がいるらしくて。」
アオイがそう言うとアツトはホッとしこう言った。
「よかったー。とりあえず一安心だな。」
「フェザーサントと言えば君たちがこれから行く世界だよ。あそこの最深部に麒麟がいるらしいからね。」
ライオネルはそう言った。
「まじ!?」
アオイとアツトは顔を見合わせて言った。
「とりあえず受付に行こう。手続きを済ませないとね。」
ライオネルにそう言われアツト達は受付に向かった。
1時間くらいで手続きは終わりあとは転移ゲートに向かうだけとなった。
「ライオネルさんここまでいろいろとありがとうございました!」
アツト達はライオネルにお礼を言った。
「礼にはおよばないよ。君たちの成功と無事を祈っているよ。」
ライオネルがそう言うとアツト達は一礼し、転移ゲートの前に立った。
「アオイ行くぞ!」
「ええ!」
転移ゲート担当の人が言った
「お二方準備はよろしいですか?」
アツト達は声をそろえて言った。
「はい!」
担当の人があっちの世界とやり取りをし言った。
「転移ゲートオープン!エリア・フェザーサントにコネクト!」
担当員がそう言うと転移ゲートが開いた。
「お二方お気をつけて!そして良い旅を!」
担当員がそう言うとアツト達は声をそろえて言った。
「ありがとうございます!」
アツト達は言った。
「転移!ワールドコネクトからフェザーサントへ!」
といい転移ゲートに飛び込んだ。
「すげぇ...」
アツト達は感動した。
なぜなら眼下に光り輝く歳が広がっていたからだ。
いまアツト達は空からその都市に向かって下降していた。
「アオイすげぇ景色だな」
アツトがそう言うとアオイも笑顔で返事した。
「本当に綺麗だね!」
(いよいよ始まるんだ!俺たちの新たな冒険が!)
アツトはそう思いつつ都市へと降りて行った。