表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/12

セキライ白性

鍵を鍵穴に差し込む。ディンプルキー独特の金属擦過音が鳴る。


いつもの様にひねるといつもの様な感触と音がして、


いつもの様に開いた。ドア付近のセンサーが反応して、


昼白色の蛍光灯が空間を照らす。


玄関フロアを抜けてすぐの部屋、その鉄扉の前に立った。


さっきの滑稽な強姦(あれは未遂っていうのかな?)男はこの中だ。


この部屋は大体八畳くらい。打ちっぱなしのコンクリートだから、


床も壁も一面黒灰色、調度品の類もほとんどない。


理由は単純、汚れるから。血とかいろんな油類とか、勿論男の体液でも。


そうだ、ちょっとこの場を借りて言わせてもらおうか。


いわゆるその体液について。


よく白い液や白濁なんて言葉を耳にするけど、少し大雑把過ぎる。


もっと多彩なカラーバリエーションに富んでいるさ。


溜まってた時はやや黄みがかったゼリー状、


二日前くらいの時は半透明乳白色のピューレ状、


直後だったらほぼ透明の粘液状だろうね。


私が一番好きなのは赤色なんだけど。


あの丸い塊が段々と形を変えていくのを見るのが一番の…―、Oops! 


閑話休題。


実際近くで見てれば分かりそうなものだよ。違うかい?男性諸君。


それとも胸や下腹部にかけたりするのに必死でそんな余裕はないかい?


あと言いたいのは、髪にかけんなッ、ってことかな


結構どころじゃないくらい厄介なんだよ、アレ。


液はタンパク質だからお湯で固まっちゃうし、キューティクル痛むから。


おっと、話が長くなってしまった。


でも人間好きな事を語る時は、


少しばかり饒舌になってしまうものだよ。ご容赦いただきたいね。


ご意見・ご感想あればよろしくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ