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“だめ”じゃない

 初めて挑戦するラブコメです。比率は、ラブ:コメ=3:7程で『恋愛』ジャンルを名乗ることすらおこがましい気が…そして“ギャグ”の感触がいまいち掴めないのですよ。皆様に楽しんで頂けるネタになっているのか不安です。


 目標は、“読者様に愛される主人公を描こう”です。予測をされているとは思いますが、主人公はうるさくてアホです。しかし、作者は主人公にはただのウザキャラになって欲しくはないのです。「ウザい!!でも応援したい!!」そんな風に思われるような、味のある主人公を目指します。



 ここまで熱弁しておいて申し上げ難いのですが、この小説は作者のストレスの掃き溜めです。従って、文章がブレたり、荒ぶったりする恐れがあります。


 それでも良いと言って下さる方、閲覧よろしくお願いします。

「今日帰り何時?」

「そうだな、残業あるし23時頃かな?為男は?」

「13時30分からバイト。帰りは19時過ぎかな」

「了解。ほらよ」

 合い鍵を受け取り、俺は勝雄(カチオ)を送り出した。



 俺の名前は堕目(ダモク) 為男(タメオ)。おいこら、誰だ今“だめだめお”とか言った奴、訴えるぞ。

 さて、俺の身の上話でもしようか。まぁ、自己紹介的な感じでね。


 最初に言っておくけど、少年漫画の奴らみたいに“重い過去”だの“深い闇”だのはない。トラウマと言えば、小学生の頃目の前の奴の給食に牛乳吹いてしまったことくらい。あれは一生モンのトラウマだと思う、本当に。

 悪い、話が逸れてきた。えーっと、そうだ俺の過去……気がついたら家も夢もないフリーターになってた。いやー、本当にびっくり。ふかふかのダブルベッドで眠ってたはずが、目が覚めたら公園のベンチだったんだよ。オーマイゴッド!!……なんてことなら良かったのにね、自業自得じゃないんだから。


 まぁ、そんなこんなで友の家を転々とするさすらいのフリーターになったわけだ。神出鬼没のヒーロー!!と何が違うのかと言うとアレだ。需要がない。

 バイト先ではばあちゃん家に住んでるって話にしてるけど、ぶっちゃけばあちゃんはそれを知らない。でも、いつか疑問に思うだろうな。俺の携帯代の請求書が、何故かばあちゃん家に届くんだから。あ、勿論自分で払ってるよ。流石にね!!


 学生時代の俺は、将来の自分がこんな風になってしまうとは思わなかった。パリッとスーツ着こんで、缶コーヒーなんか飲みながら満員電車に揺られて…そんな普遍的な未来像ばかり思い描いていた。

 でも周りは違ったな。クラスの女子達は俺に対しそんな期待も予想も1ミリもしてなかった。

「だもっくんってさ、なんか将来フリーターっぽいよね」

 今なら分かる。香詩子(かしこ)はただの預言者。ちなみに“だもっくん”は俺の愛称だ。

「いや、むしろニート?」

 香詩子の相棒の才田(さいだ)さんはそういって鼻で笑ってた。

 それよりはましになったぞ、なんて誇らしげに鼻を膨らます俺は愚かだろうか。

 そして俺がその頃気になりかけてた英子(ひでこ)さんは、そんな会話聞きながら品のある微笑を浮かべていたなあ。


 ふぁあ……なんか眠くなってきた。全く。ネタの薄い自己紹介のせいだ。というか何、俺の精一杯生きてきた20年ちょいってわずか1ページに収まっちゃうの。“思い出の1ページ”?寧ろ“思い出が1ページ”か。


 もういい。バイトまで時間あるから、もう一眠りしよう。

 俺は、勝雄に“指一本触れるな”と耳がタコまみれになるまで言い籠められているベッドに、怠けた身体を投げ出した。

 閲覧ありがとうございました。

 今回は恋愛要素ありませんでしたね、すいません……


 次話はいよいよ出逢います!!

 次話も閲覧して下さる方、いらっしゃいましたら、よろしくお願い致します。

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