プロローグ~始まりの語り出し~
この作品はフィクションです。
この作品に登場する人物、又は人物名、団体名、地名その他固有名称はたとえ実在する名前と同一のものであっても何の関係もございません。
誤字・脱字がございましたら報告していただけると幸いです。
――私はしがない吟遊詩人。
――家は妹に任せ、貴族の名を捨て、ただ歌い伝える吟遊詩人。
――まずは、前口上をば。
――人族と獣族。さらに魔・霊・獣・真の二種類四種族に分かれるこの世。
――魔は魂を器と見なし、中にある魂水を使い、魔を司る。
――霊は魂を光と見なし、其を分け操り、霊とす。
――獣は魂を炎と見なし、燃え滾らせて、獣に為る。
――真は魂を己と見なし、寿命を武器とし、真を見る。
――いつしか四種族は仲違いを起こし戦争を引き起こす。
――これこそ後の亀裂戦争。
――かの戦争が終わり、年月流れて二十年。
――世界に平和が訪れたかと思いきや。
――人族が戦争により数を減らす中、獣族は異常増殖を続け、その被害は人対獣にまで発展するのではというほど。
――また、人族同士も小競り合いが続く。
――世はまさに、大戦闘時代。
――そしてこれより話しますは、とある傭兵の話にございます。
――それでは、ご静聴願います。
お初にお目にかかる方は初めまして。
別の作品を見た方はこんにちは、と他の連載遅くてごめんなさい。
どちらの方も読んでくださってありがとうございます。
かなり不定期にかつ他の作品と同時に進めていきますので、次話がいつになるのか正直検討がつきませんが、どうか今後もよろしくお願いいたします。