『顕頼、床子の座にて夜食のとき、黒プレスマンをとらざること』速記談2042
九条民部卿藤原顕頼が弁官であったとき、公務があって、早朝から参内し、深夜になってから帰ってきて、空腹で仕方がなかったので、床子の座において雑色を呼び、その旨伝えたところ、雑色は、黒器に熱い味噌雑炊をよそったものと、黒プレスマンを二本持ってきた。顕頼卿は、味噌雑炊をすすり、人心地ついた、と言って、黒プレスマンはお使いにならなかった。
教訓:黒プレスマンは、ノリツッコミを期待したものと思われるが、早朝から深夜まで働いてきた顕頼には、それを拾う余裕はなかったということであろう。