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EP.49『最後のピース』

リザジュウガは他の天使達を天界に招集した。

リザジュウガ「これからの動向を全員に伝える為、この場を借りて報告させてもらう。」

メフューロ「まさかお前も参加するとはなヴァールノマ。どういう風の吹き回しだ?」

ヴァールノマ「気まぐれだ。」

ラミア「牛と馬の天使の空席が目立つのが心苦しい。」

アキゼ「でもその犠牲があって我々は七大悪魔に勝てたんだ。」

リザジュウガ「みんなも知ってる通り七大悪魔は全滅した。」

シュウビャ「いや、まだですよ。」

リザジュウガ「ん?」

シュウビャ「デビルデビデビルビルビーですよ。彼が野放しです。」

リザジュウガ「ここまでの彼は行動は彼を敵対する必要が全くない。」

シュウビャ「甘いですね。悪魔どこまでいっても悪魔なんだ。彼も消す必要があるでしょう。」

へザク「いや、それは違うよシュウビャ。彼は命を賭けて僕らと戦って一緒に勝利したんだ。」

シーヤ「同意見です。」

メフューロ「それについては自分も同感。」

シュウビャ「僕以外そう思ってない…ですか。」

リザジュウガ「さっきの話に戻るが。七大悪魔が全滅した今、ここから先私から一つ提案がある。」

シュウビャ「提案ですか。」

リザジュウガ「閻魔の孫でウィソラの娘、ルランに我々の世界の玉座を座ってもらう。」

ラミア「ルランはどう思ってるのですか?」

リザジュウガ「彼女は私がやらなきゃと言って引き受けてくれている。」

シーヤ「彼女が良いなら良いですよ。」

ヴァールノマ「ルランちゃんが女王になるのなら俺も結婚したら王様かぁ〜。」

メフューロ「変な妄想は控えろよ。」

ヴァールノマ「うるせぇ!宴でもしようぜ!」

へザクはニコリと笑った。

賑わってる天界の会議室の中で1人

それに賛同しないシュウビャは

殺意を抑えながら耐えていた。

シュウビャ(もう、この世界は手遅れだな。悪魔も天使も!全員纏めて滅ぼす!その為にも今は耐える。イラファインドを解放するまでは!!)

その様子をへザクは見ていた。

全員解散した後のことだった。


へザク「シュウビャ?どうした?」

シュウビャ「お前も賛同するんだな。ルランが女王になることを。」

へザク「そりゃあ!もう!あんな良い人他になかなかいないよ?」

シュウビャ「残念だ。」

するとシュウビャはへザクの体を貫いた。

へザク「シュウビャ?グハァ。なんで?」

シュウビャ「みんな、腐ってるから、ね?へザク。」

へザク(致命傷だ!早くみんなに伝えないと!シュウビャは血に塗れた天使だ!)

シュウビャ「君は護る能力があるから頑丈だったね。逃がさないよ。大人しく、死ね。」

シュウビャは笑顔を見せながらへザクを手にかけた。


リザジュウガの手下「大変です!!リザジュウガ様!!」

リザジュウガ「どうした?」

リザジュウガは天界の庭に行くと

リザジュウガ「へザク…」

へザクの無惨な姿が放り出されていた。

ヴァールノマ「なんだ?は!?」

シュウビャ「殺し…ですか。」

メフューロ「シーヤ、へザクはなんで殺されたか分かるか?」

シーヤ「いや、分からない。」

アキゼ「考えたくないけどまだ1つ思い浮かぶことがある。悪魔に情報を流してた裏切り者。」

一同「!?」

ラミア「裏切り者、みんな七大悪魔との決戦で命をかけて戦った仲、あまり疑いたくない。」

ヴァールノマ「疑う必要はない。俺は分かってる誰が殺したのかをな。命を賭けて戦ったってお前は賭けてないよな?シュウビャ!!」

シュウビャ「悪魔を2000体相手にしてたんだ。命賭けますよ。」

ヴァールノマ「いや、お前ならその気になれば10秒で終わるはずだ。それにあの会議でルランちゃんが女王になることを拒んでいる存在はお前1人だ。それも負担を心配とかの声とかじゃない、あの雰囲気、殺意すら感じとれた。」

シュウビャ「簡単にバレたね。いやぁ盛大にネタバラシするつもりだったんだけど天晴れだねヴァールノマ。」

リザジュウガ「シュウビャ!?」

シュウビャ「僕はね、悪魔を悪そしてそれに感化されている存在も悪だと思ってる。だからね、昔から関わってそうな存在やかかっている存在は計画的に消すんだ。」

ヴァールノマ「お前は、悪魔に何か恨むようなことをされたのか?」

シュウビャは微笑んだ。

ヴァールノマ「答えろ!!!!」

シュウビャ「いいえ、何もされてないよ。それに悪魔はゴミだと思ってたからね。手を組んだ時も虫唾が走った。正直、デモサディもいつでも殺すことは出来たんだ。僕の絶対正義を完成させる為には組む必要があったけど。」

ヴァールノマ「絶対正義?」

シュウビャ「そう!悪魔は勿論。悪魔の息がかかった連中や悪魔に同情する連中は悪!その全員を皆殺しにすることこそ僕の絶対正義の完成の条件!!」

シーヤ「お前にはブレーキはないのか?」

シュウビャ「殺しに躊躇したことなんて一度もないよ。」

ラミア「グマンさんの人生や鍛冶屋親父、そしてへザクもそうやって……!!この外道が!!!!!!」

シュウビャ「僕は殺したい時、殺しに行くよ待っててね。」

そう言ってシュウビャは消えた。

リザジュウガ「あの本性を見破れてなかった…へザク、みんな申し訳ない!!」


シュウビャ「さて、リザジュウガは天界のどの部屋に向かうかな?」

リザジュウガがどこかへ歩いて行った。

それをシュウビャは尾行して行った。


EP49終わり

次回EP50『破滅の王イラファインド』

アクマのレクイエム

七大悪魔リスト

デモサディ

ファーレ

トラウラ

ザザ

ウィソラ

セズザ

デビルデビデビルビルビー


七大悪魔になった天使

ハゼラス

ナムギクス(グマン)

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