表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

童話

さめない夢をおいかけて

作者: 山本大介
掲載日:2023/12/25

 ちょっと詩っぽくなってしまいましたが。


 僕は夢を見ている。

 さめない夢を見続ける。

 さめて欲しくはないんだ。

 朝の光まぶたに感じる。

 ここにいたい。

 まだここにいたいんだ。

 僕は行きたい。

 僕は生きたいんだ。

 この場所で、ここが僕の場所。

 冒険の毎日。

 怪獣や怪物とのバトルで危なくたって、ここには・・・。

 みんながいる、信じあえる仲間がいる。

 だけど、ここ(リアル)は違う気がする。

 小学校の日々は退屈で楽しくない。

 だから、僕は今日も夢を見る。

 見なくちゃいけない。

 さあ、いくぞ、僕だけの旅を続けよう。

 夢を見るたび、僕は冒険を続ける。

 そして、ついに魔王を倒したんだ。

 この世界をクリアしたごほうびに女神は言った。

 一つだけあなたの願いをかなえましょう。

 僕は迷わず願った。

 この世界にずっといたい、ずっと生きたいと。

 すると、すっと闇が訪れた。

 その闇はどんどん濃く黒くなっていった。

 何もないただ真っ暗闇。

 おかしいよ、僕はこんなのを望んでいない。

 すると、どこからともなく声が聞こえた。

 これはあなたが望んだ世界です。

 ちがうよ、うそつき。

 ・・・・・・。

 もう、声は聞こえない。

 僕は失望し絶望した。

 こんなのないよ。

 どれだけ泣いただろう。

 どれだけ時が経ったのだろう。

 ふと、目を開けて見た。

 ずっと彼方に薄っすら明かりが見える。

 光がともる方へ。

 行こう。

 僕は歩きだす。

 かすかに声が聞こえる、それは懐かしい声。

 お母さんのお父さんの声が。

 僕は走りだした。

 まっ暗闇の中に探しだした扉の隙間から光がさしこんでいる。

 僕は扉を開く。

 僕の場所はここなんだと。



 本当に大切なもの。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 不安や希望。 ワクワクするような素敵な作品でした!
2023/12/27 20:08 退会済み
管理
[良い点] 現実の世界があるからこそ、夢の世界もあるのでしょうね。 光ある場所へ戻れてよかったです。
[一言] 目が覚めないでほしい、と思う気持ちが伝わってきました。 自分にとって居心地の良い場所にいたい。 でもずっとそこに留まることは、決して良いことではないのかも。 この作品の主人公は最後に光を見付…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ