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死を継ぐ

 死にません。安心してください。

 よし、向かうぞ、狂気の山脈。

 この山は、大体高さが、森側の山の城があるところの目算四倍程度なので、八キロ程度かな?さて、登るぞ〜。なんてね。


 登って行ってもいいんだけど、早く行きたいので、人間モードに不釣り合いなほどに巨大な羽を生やす。

 もちろん、服は破れない様に脱いでいる。一応これで飛べる。モンスター状態でも、領域の端から端までとべるからきっと行けるはず。

 

 折りたたんでいた羽をバサッと開くと、そこには巨大な目玉の様な模様が現れる。禍々しい模様も重なって、人間の不安や恐怖を体現したような翼だ。

 多分、これ本来は飛ぶための翼じゃないんだろうなぁ。

 と、思いながらバサァっと羽を羽ばたかせ、飛び立つと一瞬で山を超えさり、空が暗くなる。

 高いところに飛ぶと暗くなるんだよね。あの光る星には近づいてるはずなのに、謎だ。


 近くに、ドラゴンの群れが現れた。ブレスが合わさり、巨大な光線になって襲いかかるが、翼を全開に開いて打ち消す。あ、別にこれ威嚇だけで打ち消したわけじゃないよ。

 無属性の魔法を羽から放っただけ。勢い余って、下の方にある山が大きく抉れたけど、気にしないことにしよう。


 すると、なぜかダンジョンコアが現れ、飛んでいった。謎だ。

 だが、狂気の山脈を手に入れ、体が光りだす。

 お、最近は進化が早いな。やっぱり累積じゃなくて条件なのかな?



トカ


二つ名:死



ランク:オリジナル



体力S


攻撃力L


魔力?


防御力SS


速度?


知能?


技術?


運?



スキル


死、作成D、好人格、覇王



称号


モンスターの王、暴食ノ帝、覚醒者、高位ダンジョンマスター、嫉妬ノ帝、食物連鎖の王、侵略王、混沌、禁忌、魔道士、厚生者、人格者、憤怒ノ帝、強欲ノ帝、色欲ノ帝、万物の天敵、死の後継者、支配者、悪魔に愛されし者、世界に一つ


 

 とてつもない力が入ってきて収まった。

 

 見た目は何一つ変わっていない。


 スキル見るとひえっ…怖い。スキルがめちゃくちゃ減ったんだけど。しかもなんか恐ろしいスキルがある。


 でも、できることはとてつもなく増えた。やるべきことも増えた。

 まず、新しく入ってきた知識によると僕が働かないとこの世が不死者だらけになって輪廻転生のエネルギーが得られなくなって世界が崩壊するらしい。


 なので、急いで死に含まれる死の隷属というものをサクッとこの山に使う。

 この山が一瞬どす黒く光ると、草が木が、サラサラと茶色く消え去っていく。そして山自体も黒くなり、崩れ去り、平地になった。

 その平地からボコボコと、黒いスーツを纏った黒服たちが現れる。巨大なもの、ここからは目で見えない程の小ささのもの、全てが、それぞれ元の生物をかたどった人型の死隷となる。


 死隷とは、簡単に言うと死の代行者。僕の代わりに死ぬべき運命のものに死を与える。その他に、死の手助けをしたりもしてくれるそう。

 このダンジョンは所有物になっていたので、使った。流石に消し飛ばすぐらいの勢いじゃないと数が足りなかったからね。直属の死隷たちは各地に散らばっていった。


 そして、仕事が終わったので先代の死が送ってくれたのであろうキャリーバッグが目の前に現れた。


 中には、手紙と服アクセサリーと杖そして指令を送るための監視端末。

 まずは、手紙を読んだ。



 先代の死だ。突然に仕事を任せてしまってすまない。


 タブレットに君という逸材を見つけてから、君に出会ってからたくそうと思っていたのだが、私にも寿命がある。


 これが送られたときは、もう私は死んでいるだろう。


 この仕事に関しては、死隷が全てやってくれると思う。だが、私の死隷は引き継げない。

 なので、君には死隷を作るだけの魔力が必要なんだが、死隷を生み出すには大量の魔力が必要になる。


 だからちょっとずつ、作ればいい。いきなり全部任せられる程生み出すのは魔力切れを起こして死んでしまうかも知れない。


 本当にすまない

 各地を回って最初は大変な仕事ではあるが、落ち着くと死隷が全てをしてくれる。今まで以上に楽な生活が待っている。


 君はそうなれば、今まで通り生きて、たまにタブレットで死者数の合致を見るだけでいい。足りてないところには死隷を送り、多すぎるところは死隷を戻して自分のお手伝いさんにでもするといい。


 それまでの辛抱だ、本当にすまないでも君にしか任せられなかったんだ。純粋な心を持ち、食欲以外の欲に負けず、信念を持った君にしか。


 使い方は追加の知識でわかるだろうから説明は省かせてもらう。この世界の覇王の一角として君臨してくれ。


 そして、これまでどおりの世界を。


 ここで手紙は終わっている。

 とりあえず、死の仕事人としてのマフィアのボスの様な服。名前は死服。着たら見た目が、真っ黒な境目のわからない何かになる。そして、指示がどれだけ遠くても死隷に送れる。


 次に死杖、禍々しい髑髏を魔石の代わりに付けた杖。持ち心地がすごくいい。魔法が使いやすそう。後、魔力のロスが減りそう。


 で、死飾。これは魔力制御がうまくなりそう。見た目は何かの髑髏や骨で出来ている。指輪と、ネックレス、ブレスレット、ベルトがある。これぐらいなら普段つけてもいいかな。


 後は端末。タブレットって先代は読んでたな。これを開くと、ノルマなどが見える。死隷がつくまで悪化するけど、多分間に合うと思う。


 はえー国って繊細な地図で見たらこんな感じなんだね。これ距離的に太陽の国大パニックなんじゃないの?まぁいっか。


 さて、終わったか。最後に、服に違和感があったので、ポケットを探ってみると服の中にハンカチとお守りが入っていた。少し甘い花の香りがする、禍々しくない清潔感のあるものだ。きっと私物であろう。


 先代もまた、普通の生物だったんだな。




 






 ちょっと内容詰めすぎた気もしますけど、明日からはほのぼのした話なのでお楽しみに。

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