【主】ハジマリ
ども!とりモヤシです!今回はこういう系描きたくなったので書きました!
一応後書きにてこのシリーズの読み方を解説します!
(2×0.5):君たちにとって失うとは何なのか知りたいがそれを知った所で何も関係ないからやっぱいいや
君たちはどこからが人生において勝ち組だと思う?いろんなことを考えてるんだろうがこの田宮 塁喜はその全てを大きく越している。
そう、「「超」」勝ち組だ。超勝ち組の俺は女、金、生活において不満はない。常に欲しいと思ったらすぐ手に入れる。そういう生活だったが、最近どうしても手に入れられないことがある。それはズバリ、
「「スリル」」だった。もうバンジーなどの類いは飽きた。
この俺をヒヤヒヤさせることはもはや無くなっていた。じゃあ財産賭けろとか言うのかもしれないが残念ながら賭けたところで1時間も経ってれば2400万が口座に入ってる。
そんな事を考えてたら自分の連絡用電話に突然留守電が入った。
まぁ、いい。押してみるか。
「君はスリルが欲しいんだろ?ホントに欲しいなら「1」を別にいいなら「「2」」を押すがいい。」
俺は迷わず1を押した。
「待ってたよ。」
その瞬間、俺の視界が消え、戻った頃には見覚えのない世界だった。
一言で言うと、教室だ。
「やあ、よく来たね。」
そこに立っていたのは1人の少女だった。
「突然だけど君たちには何かを賭けてもらう。ただ、賭ける物は選べない。それと、賭ける物は金、命以外だ。あ、ちなみにだけど僕の名前はフェティということで♪」
「ということで」ということはおそらく仮名だろう。
まぁ、いい。とりあえず座るか。
俺は目の前の椅子に座るといきなり椅子ごと体が移動し、教室の中央へ来た。
そこには如何にもノリで並べたような机が自分のも含めて4つ中央に正方形の空間ができるように並べられていた。
しばらく待ってるともう1人椅子ごと来た。
「あ、どうも。鳥藻 八志と言います。」
その男はどこか不安になるような感じだった。しかし、身なりには清潔感があり、今までの経験から考えるとこの男はどこかで成功した人間だろう。
そしてくるもう1人。
「はろー☆ロチたんだよー☆」
おそらくこの女性は何度かテレビで見たことある。相当成功したアイドルなのだろう。
ただ、自分は少し苦手なタイプだ。まぁ、いい。
そして最後の1人も来た。
「ど、どうも。二三屋 太郎と言います…」
いかにも気弱そうだが返って何か感じる何かがある。こいつはこいつで楽しめそうだ。
「さて、プレイヤーも集まったことだし、始めようか。苦痛の宴を…」
まるでこのセリフを言うフェティはこれから起こる【惨劇】を心底楽しむかのようだった。
「さて、最初は君たちの世界にもある【これ】だよ♪」
目の前に置かれたのはごく普通のトランプだった。
「さぁ、やってもらおうか!ブラックジャックを!!」
こうして【惨劇】は始まった…
前書きで言った通り読み方を解説します!
まず、分類として本編をスムーズに進めるために本編にはサブタイトルの前に【主】を入れます!
例、【主】ハジマリ
そして作中に出てくるゲームの解説では【側】を入れます!
例、【側】ブラックジャック
これで次に出てくるゲームのルールが分からなくても読めるようになっています
(途中からオリジナルゲームになります)
そしてこの小説は主人公である田宮 塁喜のセリフを書かないことでより読者の方々に臨場感を味わってもらおうと思います。(心理描写は書きまくります)