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鮫島くんのおっぱい  作者: とびらの
第二部 鮫島くんとあそぼ

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おまけのSS集

おまけ。

◆犬居さんと梨太君


「お前、実はほんとはラトキア人なんじゃないか? いくらなんでも、男に見えんぞ」

「正真正銘、男だよ。ちんこ見る?」

「見たくねえよ!」

「じゃあ目をつぶって手を出して。手のひらに乗せてあげるよ」

「殺すぞ貴様」


◆虎ちゃんと梨太君


「ラトキア人のアソコってホントどうなってるんだろう。すけべ心じゃなく、やっぱ知的好奇心がくすぐられるんだよねえ」

「んー? 地球人のとほとんど変わんねーぞ。見せてやろっかー?」

「え、いやそんな……。……あ、ほとんど変わらないのですね」

「だろ。まあ雌雄同体のだんちょーのはまたちょっと違うだろうけど」

「ちょっと違うのかよ! どうなってるんだよ! 気になるよう」


◆鮫島くんと梨太君


「鮫島くんってなんで料理できないんだろう。真面目な話、器用だし味覚正常だし、基本に忠実でレシピ遵守すれば出来ない理由はないよね」

「①やったことがなかったので何もわからない②レシピもない③生きていないものを切ったことがない」

「……箇条書きで回答ありがとう。怖ぇよ」

「すでに息絶えている肉体に刃を入れるのはマナー違反だと、教官に叩き込まれて育ったからな」

「だから怖ぇよ」


◆鮫島くんと鯨さん


「鯨、一度まじめに聞いておきたい」

「なんだ」

「俺が兵隊学校にいたとき、実家の母が送ってくれていたはずの五年分のご菓子はどこだ?」

「な、なにをそんないまさら……」

「寮では既定の給食以外の飲食禁止だったから、貴様の家のほうに送ったそうだが、それは今どこにあるのだろうか」

「い、いやあそれはねえ、ほら……わたしは嫁に出た身で、お前よりも帰省が難しく、母の味に飢えているわけで」

「飢えて? ……その割には、下っ腹のあたりに去年よりもイラナイモノが増えているようだけど」

「! な、なんですって!?」

「なるほど、消えた菓子はそこに在ったか」


◆蝶さんの嫁


「チョーさんの奥さんてどんな人なの?」

「え。いやあ……ちょっと気が強いけど可愛い妻だよ」

「俺、会ったことあるー。昔ちょっと世話になってたんだ。見た目すげー可愛いぞ。ちまっとしててふわふわってかんじで」

「ほう」

「小柄だし、もともと雄体優位で軍兵の兵士長やってたとは思えないよな」

「ちょ、ちょっと、虎」

「なんでも投擲が一番得意だったらしくて、今でも投げナイフを百本単位で持ち歩き、旦那にイラッと来たらいつでもどこでも、ヒュッと目の前スレスレに飛ばしてよ。これがまた壁に刺さって抜けないくらいの威力でさ」

「なにそれ怖っ!? ほええええええ」

「でたらめ言うな虎!」

「違ったっけ?」

「結婚してからは、家の中でしかやらないよ!」


◆マルチタスク思考疾走男と休暇中の騎士団長


(さっき来たメールの件はどうしようかな、外部業者に発注するとしたら単価50のカケルこと400、予備でプラス40は納品されるから20000で440、2か月先にまた同じ数使うし足りないよりは余分に買っとこうかな。それにしてもシーモアの奥さんは美人だなあ。あんまり早く現物届いちゃうのも邪魔だし発注トラブっても困るし、早めにかけて納品まってくれる業者探すか。商店街あたるとしたら、あの店とこの店、電話番号はそれぞれ、236872と144566だったか。そういえばそろそろ昼時だけど鮫島くんお腹すいてきてるんじゃないかな?)


(……お腹すいたな)


(あ、すいてるっぽい顔してる。直接電話かけちゃうともうそこに頼むしか無くなっちゃうかな、正直予算もあることだから人情よりコスト優先しなきゃだし、先の話だけどって言ってパンフだけもらうか。あの店の横にはたしか食堂、あっちの店の前が喫茶店だったな。今が11時30分、今から出ればちょうどあの店は店主がメシ抜けして留守番の奥さんしかいないからパンフもらって、ごはん食べてから帰り道をよそおってあっちへ行って、そのまま喫茶店でデザートにしようか。食堂のほうはそんな気の利いたものないし)


(……甘いものも食べたいな)


(鮫島くんもお仕事のあとだから甘いもの欲しかったりするんじゃないかな。そんな顔してるし。あの喫茶店の甘味といえばアイス4種にパフェが2種ケーキ6種とワッフルサンドと練乳ドーナッツ。今時期だとフルーツタルトが入ってるはずだ。昼飯とデザートともし頼むことになった場合の前金で10000、多めに考えて15000、財布には昨夜17880円入ってた、よしよし)


(……お腹すいたな)


「鮫島くん、お出かけしようか」

「うん行く」

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