違和感
8月4日 天気快晴 日時午後20時2分
「こんな噂をご存じだろうか… ある日電車にはねられた一人の少女がいた、その少女は友達がたくさんいて毎日楽しく過ごしていた… 毎日友達が線路の近くにお花やお菓子、お手紙を置いていき少女はうれしかった、だがある日を境にだんだんと数は減っていき少女は一人になってしまった」
一人の出演者が開始そうそう 声を低くししゃべり始めた。
「それからというもの その駅では事故が頻繁に起きた ある一人の被害者は顔面真っ青でこういった 幼い少女に腕を引っ張られたと…」
そこで息をおく、周りの観客もとい出演者はざわざわとざわめいている。そこで一人の女性出演者があの…と小さく質問した。
「あの…そのあとってどうなったんですか?その 駅とか 被害者とか…」
そこで、周りの空気が一瞬で氷ついた。
「被害者は毎晩毎晩、悪夢にうなされ、その駅で自ら命をたった… それ以来その駅は人知れず廃駅になって電車も通らなくなった。」
「そ、そうですか…」
質問した出演者はもういっぱいいっぱいな声でそういったが
「でも、おかしなことにその駅に入った人は電車にはねられた状態で見つかったいるんだ そしてその血でこう書かれていた They are here ここにいます って…」
「きゃああああああああああああああ」
どこからともなく聞こえる奇声 そこで司会者がすかさず
「いや…なんか今回のお話は夏にぴったりのひやっとするお話ですね」
「えぇ、まだたくさんあるので恐怖を感じた人もまだの人もどうぞ楽しんで…」
「ふぅー 今回のも微妙そうだな~」
あるリビングでつぶやきが聞こえた 謡 海斗だ
「なんというか、いろんなホラー小説読みすぎたのかな?全然怖くない」
俺は今まで数々の名小説を読んできたその数なんと4桁は…
「兄貴はそんなに小説読んでないだろ~せいぜい5、60くらいだろ~」
ふと、背中から声が聞こえた、妹の御里奈だ。
「おー 起きてたのか~ ってなんで人の本の冊数しってんだよ?」
「ちゃんと兄貴の部屋の本は把握しておりまーす。」
な、なんだと…おいおいおいおい それまずくね?男ならまずくね?
「な、なるほどな、てか漁ってんのかよ!?」
そこで御里奈は背を向け淡々話はじめた。
「お兄ちゃんの本棚の裏の辞書の下の本かりるねっ」
ん?…本棚の裏の辞書の下ってまさか…
「御里奈…おまえまさか…」
「私もお姉ちゃんほしかったしー こういうの気になるお年頃なのです」
いや そういう問題じゃなくて…なんで見つかった!?
「なんで どうやってそれ見つけたんだよ!?」
冷静なんて言葉はすでに俺の頭の中になかった。
「内緒だよ お に い ちゃ ん」
う…なんでこいつこういうときだけ お兄ちゃんなんだよ
「大丈夫お母さんには内緒だからっ」
はぁ なんというか溜息がでんな…
「いつ返す?」
「お、貸してくれんの?やったーありがとう~」
そういうと御里奈は飛びはねたあとに自分の部屋に走り去った。
「っておい いつ返す…ってもう遅いか」
相変わらず人の話聞く気のない…まぁいいか 続き見よう
俺はテレビにのめり込んでみていた 一体いくつのホラーを見ただろう 気が付いたら番組は終わっていた ちなみに感想は 面白味 興味が一切ない
だけれど 一つ、一つだけ気がかりというか 違和感を覚えた話があった なんとも言えない不思議な感覚に陥っていた。確か話のないようは…
「この話も怖かったですね では次、図書館の一冊です どうぞ」
…そうだ 図書館の一冊だ 内容は…
一人の男の人が本を真夜中に盗みに入ったが 次の日見てられない姿になってたとか…
なんら 変哲のない話だが どうも違和感を覚える…なんでだろな… …ダメだ解決にならない ホラー仲間に聞いてみるか…
そこで俺はメールの作成画面を開くそこで 「「なぁ 今日のホラーの 図書館の一冊ってやつどう思う?俺は何か違和感感じるんだけど?」」この内容をとりあえず5人に送ることにした。
「あとは、返事を待つだけだな」
俺はどこか心の奥に不安があったことは まだ自分自身もわからなかった…