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英雄の機体 ~希望と明日~  作者: 神嵜 煉
プロローグ
3/3

学園

すいません。この投稿は何週間後に新しくして消します。アルクスの方も書かないといけないので一時ここで止めさせて投稿します。すいません

日本が第2の首都としている惑星アクト。日本人の半分がこの惑星に住んでいる。日本軍エースパイロットの矢城和哉もこのアクトに住んでいる。矢城がこれから通うこととなるパイロット養成学校はアクトの首都 空鮫(からさめ)にある。空鮫は人工密集地で日本の東京と同じ状態になっている。因みに、アクトは日本のもう1つの国名であり、日本の軍事施設が大量に存在する場所でもある。ここまで軍事施設が多い理由は地球圏内での戦争禁止協定を各国が結んだからだ。これは地球内での戦争をしないことを約束した協定だ。逆に言えば、地球以外では戦争をすると言っているようなものでもあるが。協定の中に軍事施設の配置を禁止することも書かれていたため、アクトに大量の軍事施設が存在するのだ。


軍事施設の大半は地下に存在する。行われている殆んどが機密事項である。新たなるモビルスーツの開発、艦隊の開発、新兵器の開発、とある研究など開発を主とした軍事施設だ。矢城のモビルスーツもここで開発された物だ。


アクトに存在するパイロット養成学校は元軍人が校長をしている。現在の校長の最高階級は中将。矢城より階級は3つ上だ。矢城は校長室の前にいる。


「失礼します。矢城和哉大佐です。」


「良く来た。話は元帥から聞いている矢城大佐。」


「お話を伺ってお出でなら何故、俺は呼ばれたのでしょうか?」


「君のクラスは1年5組になった。この意味が分かるかね?」


「戦闘術、機体操縦で…最下位のクラスでしたよね?」


「その通りじゃ。元帥はこの学校にもしものことがあれば君に命令して守ってもらいたいらしいのじゃ。だが、軍との繋がりをバレるのは困るみたいで、最下位クラスになった。特に君が日本軍のエースパイロットであることは隠しておきたいそうじゃ。」


「分かりました、校長。」


パイロット養成学校は5つのクラスに別れている。クラスは受験の結果が大きく関わっている。特待生クラスの1組。このクラスは学費免除、軍の入隊許可などの様々な待遇があるエリートクラス。勿論、戦闘術、操縦において、5つのクラスで最高のクラスだ。2~4組はエリートクラスに入れなかった者たちが入るクラス。ただ、稀に大物が居たりする。最後が5組。最下位のクラス。戦闘術、操縦において、合格ギリギリだった者たちが入るクラス。そのため、良いパイロットは中々居ない。


校長は不適な笑みを浮かべる。何やら、悪巧みでも考えているらしい。


「君は出来るだけ、誰とも関わらないようにすると元帥に伝えたようだが、この学校の生徒会会長や風紀委員委員長が君の能力に気付くかもしれないよ。」


「その心配はあっても、俺には関係ありません。俺は最下位のクラスの人間ですから、生徒会に呼ばれたり、風紀委員に呼ばれる可能性はありません。」


「君は…あの戦争で変わったな…」


「いえ、変わってませんよ。中将。俺は俺の出来る仕事を精一杯やるだけです。ですが、あの戦争で分かったことがあります。1人だけでは、何も出来ない、何も守れないことです。では、失礼します校長。」


矢城は顔色を変えることなく言葉を発するとそのまま出ていった。校長は少し、寂しそうに矢城を目で追っていた。


1年5組は南棟三階の一番奥に位置する。校長室からは極めて遠い。矢城は歩くスピードを変えず、歩いていく。教室にいる人間は少ない。矢城は席に着き、本を読んでいる。すると、前の奴が話し掛けてきた。

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