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夏生詩集

いきとしいけるもの

作者: 夏生

何の保証もない

契約もない

安全もない

誰にも明日はわからない



暗闇なのか

暗闇から抜け出せるのか

善いことか悪いことか

わからない



朝、目をさますと

無事に今日を迎えられて

よかったと感謝するの、とは

高齢の知人の言葉


年齢を儚んだ言葉じゃない

明日をも知れぬ命、とは

病気の人だけの言葉じゃない

いきとしいけるもの、皆に

向けられた言葉なのじゃないか



生きている、それだけで

立派なもので

生かされている、それだけで

十分しあわせで

生き地獄もあるけれど

地獄の中だからこそ、光が

わかる幸もある



今日という日を迎えること

今日を懸命に生き抜くこと

それが出来れば十分じゃないか











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― 新着の感想 ―
[良い点] すごく心に透き通るように入って読めました。 私はすごくいい詩だと思いました。イエスとノー、善いこと悪いこと、明日と今日、生き地獄、のような反対的な意味の単語が目立ってグット! メッセージ性…
[一言] はじめまして。 小説新着からきました。 今日という日を迎えること 今日を懸命に生き抜くこと それが出来れば十分じゃないか ↑ ここの章が好きです。沸々と実感が湧いてきました。
2013/11/25 13:33 退会済み
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