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ミーのふかふか
ミーはふかふかである。
それが名前ではない。
最初の記憶がふかふかに顔を埋めてひたすらゴロゴロ寝ていた事だけ覚えている。
ミーが住んでいるのは周りが青々としてとても空気がよろしいのである。
ミーは生まれてまもなかったが既に幸せでいっぱいだった。
ミーのふかふかはお空に浮かんでいる雲というもの同じ色をしているがモコモコではない。
したがって、ふわふわではないのだ。
あくまで、ふかふかだ。
夜に生まれる雫のキラキラよりもミーのふかふかの方が輝いていた。
毛ずくろいしても意味がないぐらいさらさらしてた。
ところで、ミーのふかふかは余りに上等すぎた。
気持ち良すぎて寝すぎた。
そして、お腹すきすぎて頭とお腹が後悔でいっぱいになった時だった。
ミーは出会ったのである。
《たらし》という生き物に。