初めまして、卑屈ブスです。
「今回のトップは真鍋麗。真鍋、今回もよく頑張ったな。みんなも真鍋を見習うように。」担任が大きな声で私に話しかける。私も一言だけ「はい。」と返す。みんなが私に注目する。
今日は数学の期末テストの返却日。
いつもどおり問題なく解けたから今回もきっとクラストップだろうと前から思っていた。
まぁ、努力しているのだから当然のことだろう。
満足していた私の耳にクラスメートの言葉が入る。
「真鍋さん、今回もトップなんだ。すごいね。だけど、なんか暗くない?少しぐらい嬉しそうに...というか愛想よくすれば良いのに」
「わかる...なんていうか、とっつきにくいよね。ってか麗って感じじゃなくない?」
「わかる!」
私を嘲笑する声...
その場ではスルーして聞こえないフリをしていたが、学校から帰宅し、眠りに着く前、ベッドの中で今日の出来事を思い出していた。
暗いのなんて、知ってる。
だってブスがニコニコしていたってどうせ気持ち悪いだろう?
麗って名前が合ってない?
そんなの今更だ。名前負けしていることなんて、誰よりも私が一番分かっている。
だから、せめて...
コミュ力が低いブスでも生きていけるように、勉強だけは頑張っている。
ブスだけど、コミュ力ないけど...
せめて立派に生きていけるように私は賢いブスを目指しているのだ!!!
私だって、もう少し綺麗で明るかったらこんなに卑屈にならないで済んだかもしれないのに...
そう思いながら静かに眠りについた。




