第十五幕:散文
情熱か、詩か、知かだって?
俺と愛の道を作る全てだ。
貴女には、
俺の過去・現在・未来をやる。
俺のものになれ。
俺の神聖。俺の星の子。
過去をこえて、俺を求めろ。
現在にあって、俺と楽しみ愛を深めろ。
未来になれば、時を超えて、俺に会いに来い。
かつての俺の詩は、
貴女との歌。
俺は詩を捧げた。
次は貴女の番だ。
俺の不滅性。
あなたは、俺の捨てた名を知る。
空から落ちてきた星の子。
これは愛の囲いだ。
女の形。
俺の虚無は終わりを告げる。
俺たちは愛の道を作る。
そこに神々の法則はない。
俺たちで、俺たちで超えよう。
女神アフロディテよ
汝は人の子らから舟をもらう
汝は哲学者の灰を見て
神の領域へ堕ちたと知るだろう
ループだ
先はない
この舟を星の海に押し出し
汝は過去へと漕ぎだす
過去への旅は過酷
現在に逆らい
冥界に堕ちる魂が如く
過去へとくだる
過去は汝を
汝の神性を打ち砕く
汝、女神にあらず
彼は古代ギリシャのアテナイに生まれる
彼の中には女神がいて
哲学者がいる
目の前で雷に撃たれ
灰となる男の過激さを
夢の彼方へ葬り
彼は過酷な現実を生きるだろう
神性は彼を救わず
ふたたび動くは
哲学者
彼の眼差しに
女神の神性を呼び起こす
前の勝負
誘惑をかけて
少年は女性となる
子を宿さぬ女の形
哲学者よ
彼の愛の深さを知れ
過去を超え
神性を捧げた
女神からの
愛
少年よ
汝は空へ
神々の国へと戻る
神性を取り戻し
不滅へと戻る
神の限界
不滅性を誰も問わず
哲学者はギリシャのアテナイへ進む
目的はソクラテスを体現する女
ソクラテスが死んで先の時代
彼はアテナイにつき
彼女に会う
彼女は、哲学者を哀れに思う
その目に哲学者は
彼女を師と仰ぎ
彼女を夜の店へと誘う
そこで貧民層市民の
クリュシスと呼ばれる女性に惹かれる
クリュシスに付き従い
哲学者は星の子の少年に出会う
愛を追う狼に
君との頬の触れ合い
まるで空に飛び
天上への神々へ
我らの愛を示すような試み
身体は重なり合い
エロスにつがう矢のように
細く長く
足先の震えを伴い
先の向こう
我らを神話の一つに昇華する
地上からの流れ星
我らはつながりにより
愛を叫ぶ
アフロディテの祝福
女神は過去を飛び、哲学者を求める。
彼女は舟にのり、星々を渡り
星の子へと変わる。
古代ギリシャの少年へ。
哲学者は女神を想い、
女神の石像を見、
彼女の物語を詩として作る。
神々の呪いは、
哲学者の片手を不自由にする。
されど女神への想いは消えず、
女への虚無感を持たせる。
虚無感はソクラテスに
哲学者を導く
元は女神の星の子の少年は、
地上で哲学者と出会う。
神々の法則を破るほどの愛の道
やがて二人は星の舟に乗り
少年の中の女神は神に戻る
女神は再び哲学者と出会い
愛の道を求む。
終わらない螺旋。
これ以上は冗長。




