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EP.46『止まる者、動く者』

デモサディ「シュウビャ、要件はイラファインドか?」

シュウビャ「そうだよ。僕はね。イラファインドを解放したいんだ。」

デモサディ「極める能力が必要不可欠。利害は一致だ。」

シュウビャ「それはそうだね。あと一つピースが足りないんだ。」

デモサディ「ん?」

シュウビャ「君も知ってる事を話してくれないかな?天使の情報源を横流ししてあげただろ?」

デモサディ「お前も気づいてるか。良いだろう。最後はとある場所で極める能力を使う事だ。」

シュウビャ「とある場所ね。だけどその在処は未だ不明って事だよね?」

デモサディ「ヒントも無いんだ。お前が探してくれると助かる。」

シュウビャ「分かった。そっちは僕が片付けるよ。ゲマンとは別の極める能力の使い手としてね。」


シュウビャ「ゴミが…」

シュウビャは小声で呟いた。


ゲマン「なんで。ルランさんまで止まってるんだ。」

リザジュウガ「……」

リザジュウガはゲマンを静かに止めようとする。

ゲマンは止める攻撃を避けた。

ゲマン「操られてるんですね。リザジュウガさん!!」

リザジュウガはすかさず止めに入るが

ゲマンは避け続ける。

ゲマン「やめてください!!リザジュウガさん!!」


デビルデビデビルビルビーの精神の中

デビルデビデビルビルビー「戻ってきてしまったか。この世界に。いわゆる何も無い空間の無限地獄だ。」

デビルデビデビルビルビーはこの状況を理解した。

デビルデビデビルビルビー「ん?何も無い空間のはずだがあそこに誰かいるのか?」

その人物は七大悪魔の頃のデビルデビデビルビルビーの姿をした悪魔だった。

デビルデビデビルビルビー「俺か?あれは。」

悪魔はデビルデビデビルビルビーに近づいた。

デビルデビデビルビルビー「なんの様だ?」

悪魔「お前はようやく能力を全て取り戻した様だな。」

デビルデビデビルビルビー「は?」

悪魔「それで色々あったんだろ?デビルデビデビルビルビーの冒険の果てに。」

デビルデビデビルビルビー「フッ能力なんか取り戻せてもリザジュウガに止められてる以上は使い道もないものだ。」

悪魔「それはそうだな。所詮お前はデモサディの紛い物最初に解放された時も奴が行っただけだ。そんな中、もう悪魔もほぼ居なくなったな。」

デビルデビデビルビルビー「え?」

悪魔「ウィソラを筆頭にセズザ、トラウラ、ザザ、ファーレは死に、新参者のナムギクスもハゼラスも死んだ今、七大悪魔はデモサディ1人なんだよ。」

デビルデビデビルビルビー「あいつ1人か。」

悪魔「そう。デモサディの70個の能力の内66個はお前も使える。でも奴を倒すには他の方法も必要不可欠だな。」

デビルデビデビルビルビー「なんなんだ?それは。」

悪魔「簡単に言えばデモサディも持っていない能力を使う事。」

デビルデビデビルビルビー「そんな能力なんてあるのか?」

悪魔「無いのだから創ればいいお前だけの能力を。」

デビルデビデビルビルビー「簡単にものを言ってくれるな。第一これ以上の能力は見当もつかない。ゲマンみたいに極める能力も会得出来ない俺の存在だぞ。」

悪魔「でもその能力をお前が今持っているとしたら?」

デビルデビデビルビルビー「極める能力を俺が持ってるのか?」

悪魔「いや、それ以上だよ。その能力は全てを凌駕する。この空間だって直ぐに抜け出せる。」

そういうと悪魔は次第に消えていく。

デビルデビデビルビルビー「おい。待てよ。」

デビルデビデビルビルビーはかつての旅を振り返る最中仲間のことを思った。

デビルデビデビルビルビー(ゲマン。あいつは最初俺を殺そうとしていた。それが使命だから。でもルランの説得で旅を共にする様になった。そして俺らと旅を続けて行くうちに仲間として意識してくれる様になったな。)

デビルデビデビルビルビー(キギワ。あいつは最初は悪魔の所有物だったが女を傷付けないという騎士道精神でルランの所有物になったんだったな。呪いの剣なんて言っていたがルランを護って朽ち果てた聖剣だと思っている。)

デビルデビデビルビルビー(ルラン。あいつが最初の仲間と言っても過言では無い。彼女は育ての親を探す旅で自分の本当の親を知ろうとしていた。でも彼女の親は俺の知る悪魔ウィソラと俺が殺した閻魔の娘だった。罪の意識を感じていたがルランに許されたんだったな。)

デビルデビデビルビルビー(チビルビー。たかが分身で鬱陶しいガキでやけに俺に懐いてくる。でも可愛げのある弟分だと心の底で思うよ。)

デビルデビデビルビルビーの振り返りで感じたものそれは温もりだった。

その温もりは自然とこの空間に亀裂が走って行く。

デビルデビデビルビルビーは動き出した。

ゲマン「デビルビー!!」

デビルデビデビルビルビーはリザジュウガに拳を振り翳した。

リザジュウガ「ぐわぁ。」

デビルデビデビルビルビー「目が覚めたよ!デモサディ!!」

攻撃を喰らったリザジュウガは意識を取り戻す。

ゲマン「リザジュウガさん大丈夫ですか!?」

デビルデビデビルビルビー「デモサディ!!!!」

デビルデビデビルビルビーは空を飛び、キリガスの壁を壊してデモサディと見合わせた。

デモサディ「お前、想像以上に見込みあるよ!!デビルデビデビルビルビー!!!」

デビルデビデビルビルビー「お前を倒せば七大悪魔は終わりだああああ」

デモサディ「どうかな?お前1人殺すことなんて俺にとってはわけないよ!!」


EP46終わり

次回EP47『虚無デモサディ』

アクマのレクイエムキャラ設定

今回は無し

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