表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『Happiness 幸福というもの』  作者: 設樂理沙
7/70

Happiness 幸福というもの 4

4.

 " Nonsense 世迷い事 "


 竜司は兄からの助言もあったので母から提案された見合いの件を

あかねにそのまま正直に伝えるべきか、はたまた兄の言うように

内緒にしておくか随分と頭を悩ませた。


 迷っているうち会社帰りにお茶することも憚られるように

なってしまったが、いろいろ悩んだ末にあかねに見合いの件を

話すことにした。



 久しぶりの会社帰りのデートだった。

 顔合わせの日から1週間が過ぎていた。


 「すぐに話ができなくてごめん。

 あの日は母が失礼なことを質問して申しわけなかったね」



「私のほうこそ、質問(離婚理由)にちゃんとお返事できなくて

申し訳なく思ってます」



 「あれから母親との間で悩ましいことがあって、考えがまとま

 らずなかなか黒崎さんと話す機会を作れずにいたんだ」




 あかねは竜司がどんな提案をしてくれるのだろうかと、ドキ

ドキしながら次の言葉を待った。



 「実はとんでもなく馬鹿馬鹿しい提案なんだけれど、その

 提案を呑めば僕と黒崎さんとの結婚を考えてもいいと母が

 言ってるんだ。

 あんまりバカバカしいから断ろうかとも思ったんだけど

受けてみようかと思ってる」



 「そのお母さんの提案ってどんなコトなの?」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ