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お地蔵さま、おしゃかしゃま


 「一度死ぬんだ、マサル。君は異世界で復活する」


 神様の言葉のあとで、また立ち眩みのようなめまいに襲われ、視界がホワイトアウトした。



 そして意識が戻ると、まず土と草の匂いがした。

右頬に感じるひんやりと心地よい冷たさ。

鳥のさえずりと木々のざわめき。

そして目の前に…


 お地蔵さま?


 どうやら山道のようなところの道端に倒れていて、道の向かいにお地蔵さまがあるようだ。


 起き上がって、頬と洋服の土を払う。

洋服?

そういえば異世界って洋服でいいのかな?

まあ、とりあえずは装備?の確認だ。

何故かラッドの「おしゃかしゃま」が脳内再生された。


 お気に入りの眼鏡のひとつ。

黒Tは、無地だけど結構お高くて、生地が超気持ちいいやつ。

カーゴパンツは、一番好きな砂色のやつ。

そしてお気に入りのグレーのNのスニーカー。


 素足だった…


 たしかに靴下って単語名、出してないけど。

財布もスマホも無いし。

たしかに頼んではいないけど、さ。

大丈夫か、あの神様。

そもそも、一度死ぬとか聞いてないし!

また現れるんかな、神様…



 もしかしてこのお地蔵さまがセーブポイントになってるんじゃないか?

なんてゲーマーっぽく振る舞ってみたけど、特に何も起きなかった…



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