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僕と家族とワンルーム  作者: カク坊
4/7

借金

僕が五歳のころ、両親から突然引っ越すことを伝えられた




そのこと自体は僕にとって?マークでしたが、保育園に行かなくても良いと伝えられた僕の当時の喜びようは半端なかったらしい




当時僕はとにかく保育園が嫌いだった




多分、他の生徒たちとあまり仲良くできていなかったのだと思う




姉が体調不良で学校を休む際などは、僕も何故か一緒に休んでいた




母もそれを止めるそぶりもなく、普通に休んでいた




だから保育園に行かなくても良いと言われたとき、引っ越すとかそんなの関係なく喜んだのだと思う




引っ越す際に、なぜか荷物はすべて売り払った




普通に考えれば荷物は新居となる場所に持っていくのだが、当時は別にこのことに何も思わなかった




そして僕たち家族(4人+猫)は、5年間住んでいたそのアパートを後にしたのであった




当時はこれが、借金から逃げるための行為だということは知る由もなかった




親から直接聞いたことではないので、ここからは私の仮説で話を進める




別の地域へ逃げるのはいいものの、特に行先などを決めていなかった僕たち家族は、友人宅、親せきなどを頼り、しばらく放浪することとなる




この期間はおおよそ一か月くらい続いた




大多数は、パーキングエリアで寝泊まりする日々だった




当時のパーキングエリアは、一日中休憩所を開放しているところが多く、宿泊には困らなかったのである

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