TV-慎吾の潰えた夢-
書きにくくて短くなりました。
此処に一人の男がいた。この春、TVに入社が決まった好青年だ。名前を中尾慎吾と言った。のちに、TV史に名を残す人物である。
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慎吾、当時高校二年生。彼は漠然とTVに入りたいと思っていた。何故かは分からなかった。教師にこの話をすると必ず言われた。
「TVは、狭き門だぞ。狙っても入れるか分からん。」
彼は、こう答える。
「それでも入りたいんです。」
教師に、
「それなら、毎日勉強しろ。」
と言われ、慎吾は忠実に実行して、常に学年トップを保っていた。
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それから、二年、彼は早稲田大学へと入学し、TVへと一直線に歩いていた。早口言葉を毎日練習し、アナウンサーとして入れる様努めた。幅広い知識を得て、人脈を広げひたすら備えた。
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遂に、TVの面接が慎吾に回って来た。質問に真摯に答え、できる限り相手の顔を見た。そして、特技などのアピールもした。
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暫くして、家に合格通知が来た。
「中尾慎吾様。貴方の入社を認めます。」
と。
慎吾は、夢が叶ったと喜び勇んで周りに吹聴した。慎吾は、アナウンサーとして入社した思っていた。そして、四月、慎吾はTVに入社した。
アシスタントディレクターとして。そして、後に、「鬼のAD」としてTV界に名を残した。
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