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オタク優等生とコミュ障な俺と  作者: 東雲涼斗
第1章 コミュ障とオタクの出会い
3/11

第2話 出会い

学校が終わり家に帰ると俺はすぐに自分の部屋に閉じこもり、ゲーム三昧である。

だが、ゲームのしすぎでろくに勉強をしていなかったので最近は塾に通わされている。だが俺は塾でもコミュ障を発動し、全然人と喋っていない。


今日も周りがすっかり暗くなった夜の9時くらいに地獄の塾が終わり、俺はいつも塾の帰りに寄っているゲームセンターに入った。


俺は、いつものようにUFOキャッチャーをやったり、シューティングゲームをやったりして自分だけの楽しい時間を過ごした。時間を忘れてつい夢中になっていた俺は、閉店時間が迫っていることに気づき、最後に、自分の大好きな格闘ゲームをやろうとして格闘ゲームのスペースに行った。


格闘ゲームのスペースにはいつも見かけない人の姿があった――がそんなことは気にせず、俺は格闘ゲームを始めた。向こう側の台にいる人が俺の相手だが、さっきチラッと見えた、いつも見かけない人が俺の向こう側の台に座った。


俺は――「誰が相手だろうとこの格闘ゲームで毎回上位の記録を打ち立てる俺が絶対倒してやるぜ!」と意気込んでいた。まぁ上位とは言ったものの、いつも2位で1位になったことないけどな……


そんなことを考えている間にゲームが始まり、いつもどおりの戦法で戦う俺。しかし相手に俺の攻撃が一発も当たらない。そしてそのまま俺はストレート負けしてしまった。


久しぶりに負けた俺は相手の名前を見て驚いた。そこには毎回俺の記録を上回り、1位を独占している「暁」というユーザー名が書いてあったからだ。俺は暁とは直接戦ったことがなかったのでコミュ障を精一杯我慢し小さな声で「つ……強いですね」と声を掛けた。


すると、向こうから「ありがとうございます。」と意外にも女の人の声が返ってきた。俺を超えるほどの実力の持ち主である「暁」とはどんな人物なのか気になった俺は、恐る恐る向こうの台を覗いてみた。


だが――そこで俺はとんでもない光景を目にする。


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