壱 異世界に召喚されたがいきなりピンチなんどが⁈
適当に思いついたことを書いて見ました
おかしなところがありましたらよろしくお願いします。
更新すいませんが不定期です。
とある場所
「「「「「我願う、かの者現れし時、我汝らをここに馳せ参じよ」」」」」
「よし、うまく発動したようじゃな」
部屋の中心を囲うようにローブを着た者たちの中心に魔法陣が光りだした、その時だった
「我ここに命じる、幾多の魂よ、我定めし場所へと馳せ参じよ」
「なっ!貴様ー!其奴を取り押さえよ!」
「フフ上手くいきましたぞ魔王様、あとは頼みましたよ。それでは皆様さようなら」
後者に魔法をつぶやいた男は闇に消えるように姿をくらました
「クソ!直ちに追跡、尚且つ敵の魔法を妨害急いで勇者様がたを探し出せ!」
「「「「「はっ!」」」」」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ここは、」「うーん」「どこだここ?」「え?どうなってるの?」「は、なにここ」「いっつつ」
「なぁ、俺ら確か公園でホームレス痛みつけてたんだよな?」
「そうだな、汚い格好したやつ取り囲んで」
「ストレス発散にな」
「夢華と夏波をキモい目で見てたやつな」
「あれにはゾワってしたよ」
「キモかった」
(てめーらなんか見てねぇーんだよ!確かにちょっと可愛かったからチラ見はしてたけど、ガン見なんかしてねぇぞくそったれ!あぁ〜イッテ〜マジで)
「てか、汚い奴もいるぞ」
「「「「あ、ほんとだ」」」」
(マジで、もう見なくていいから、てかほんとどうなってんだこら?公園のベンチ座ってタバコ吸ってたら高校生と思われる奴らきてチラ見してたらしばかれて、んでなんか光ったと思ったら訳わかんねぇとかにいるし)
そう、俺こと相柳オルガ螺刹は公園でタバコを吸っていたら高校生数人が現れJKをチラ見してたら絡まれてボコボコにされた挙句なぜかよくわからないとこに移動していた。
ちなみに生粋の日本人だ!親父が面白がって外人みたいな名前をつけたのが原因だ、決してハーフではない。
そして俺はというと仕事を辞めまくりやる気が起きず早数年25歳のニートである。髪は伸ばしっぱなし目元が隠れるぐらい、うっとおしい、顎髭もじゃもじゃ身長178ぐらいの日本人だ!
それから暫くして、唯一の扉が開かれた。
因みに俺らがいる部屋は石造りでできた宴会場みたいに広い窓なしの木でできたでかい扉だけの部屋だった。
現れたのは、頭から二本のツノを生やし、肩まで伸ばした青髪、赤眼、180くらいの男が現れた。
「どうも、勇者様がた、早速で申し訳ないのですが…死んでください」
そいつは笑顔を浮かべて物騒なことを言いやがった。
「は?何言ってんだてめぇ?」
「いきなり現れてなんなんだよ」
「そうなコスプレみたいな格好して、キモヲタか」
「でも顔はイケメンね」
「いきなりなんなの」
(魔族ってやつか?)
「ふむ、これは失礼した、いきなり死ねとは些か急すぎましたね。」
男は顎に手をやり何やら考えて答えた
「そうですね、まぁ説明してあげましょう。貴方方は人間の国アスドカルナという王都に勇者として召喚されたところ我ら魔族の国クラディンへと召喚場所を変えさせてもらいました。貴方方が人間側にいると我ら魔族にとってめんどくさいのでね、ここで死んでもらいます。」
「は?なんだよ、アスドカルナとか勇者とか魔族とかクラディンとか訳のわからねぇこと言いやがって」
「役にのめり込みすぎだろおっさん」
「流石に頭おかしいだろ?コスプレして俺らを誘拐して死ねって」
「訳わかんないんだけど、早く家に帰してくれない」
「………」
(まてよ、これあれか?異世界召喚とか言うやつか?でも魔族に邪魔されてんで魔族に殺されそうと……憧れた異世界、召喚されて数分で死亡とか……笑えねぇー!!!)
「まぁいいでしょう、結局は死ぬんですからこれ以上説明しても無意味ですからね」
そう言うと目の前の男は一瞬にして消えた、と思ったらボコられて寝そべっていた俺の顔に何かが飛んできた
俺は恐る恐る顔についたものに触れた
「血?」
「ごぶっうぅ」
「「「「え?」」」」
消えたと思われた男が1人の男の心臓部を手で貫いていた
「柄紫都!」
「てめぇ!この野郎!」
「い、いやぁぁぁぁぁぁ!」
「……ゴクリ」
周りの高校生達はそんな男を見て怒る者、血を見て悲鳴をあげる者、声の出ない者様々な反応をしていた。俺はと言うと既に諦めていた、魔族に初期のステータスで勇者が勝てる訳ないと…
そのあとは残った2人の男が魔族と名乗った男に殴りかかっていたが当たるわけがなく避けられ続けていた
「くそ!なんで当たらないんだよ、俺はこれでもボクシングで県一位だぞ!」
「俺なんて剣道全国1位なんだぞ!」
なんか結構冷静そうに見えるのはおれだけなのかな?
ボクシング県一位とほざいてる奴は拳で、剣道全国1位とかなんとか言ってる奴は俺を殴っていた鉄パイプで、全て避けられている
女子はと言うと腰が抜けたのか1人は座り込んで流してはいけないものを流していて、もう1人は顔を青ざめながらも立っていた、足は震えまくりだけどな。
ついでに俺はなぜかJKの前に立っていた。可愛いは正義だ!
「ふむ、やはり弱いな…あきた」
「「は〜は〜は〜っ!くそったれ!」」
「さて、ではそろそろ死んでもらうとしよう」
そう言って魔族が消えた瞬間
ガキーン
金属と金属がぶつかり合うような音が周りに響いた
「くっ!な、なんとか間に合ったみたいだな」
ボクシングで〜……の前に鎧をきた1人の男が現れた
「ほぅ、貴様は確か騎士団大隊長アカラスか」
「ご名答、我が名はアカラス、勇者様方を助けにきた」
「よくここがわかったな、しかし貴様1人で何ができると?」
「1人ではないのでね」
途端にどこからともなく鎧をきた男達が俺らを回収して壁へと突っ込んでいった
「ちっ、やられたよ、でもまぁ1人はやれたで良しとするか」
「くそっ!」
「早く帰って報告でもすればいい大隊長殿」
魔族の男はそう言うと歩を返して部屋から出ていった
〜王都アスドカルナ〜
俺らは騎士に連れてかれて謁見の間にやってきていた
「勇者様方が無事で何よりです」
「「「「……………」」」」
「大変怖い思いをさせてしまいすまなかった。全員助からなくて申し訳ない」
「柄紫都は死んだんですか」
「すまない、私がもう少し早く駆けつけて入れれば」
「そうですか、」
助けに来てくれた大隊長アカラスの一声に静まり返った
謁見の間に静寂がはしる、とその時
バン!
後ろの扉がいきよいよく開かれた
「お父様!…なんですかこの葬式みたいな雰囲気は?てかそれより、勇者様方の召喚成功したんですね!」
周りの雰囲気に御構い無しで王の前までやって来たのは金髪腰あたりまで伸びた先がウェーブのかかった髪、緑眼168くらいの出てるとこは出ていてくびれが細い美人であった。
ちなみに王様は短髪、白髪オールバック右眼に傷があり閉じていて青眼だ
さらにちなみに高校生男…1、2は茶髪短髪ツーブロ、茶色寄りの黒眼175くらい。
2は金髪、後ろで束ねて襟足部分で縛った髪、青眼というか濃い水色かな180くらいだ
JK1は金髪セミロング、カラコンでも入れているのか金色に近い茶色眼、中位、細くてスラリとした体165くらいかな
JK2は銀髪?かな左隅でまとめた髪を前に出し腰までの長さ、こちらもカラコンでも入れているのか金色に近い茶色眼だ
「落ち着けナタリエーシャよ」
「あっ、す、すいませんお父様私としたことが」
「まぁ成功はしたのだがちと魔族の邪魔が入ってしまったの…1人いなくなってしまったよ」
「そんな⁈魔族めなんて卑怯な!我らが救世主を、お父様その魔族は?」
「取り逃がしてしまった」
「そうですか、仕方ありませんね、残った勇者様方に頑張ってもらいましょう」
「うむ、まぁそうじゃな」
「すまんが俺はパスだぞ」
「「え?」」
ざわざわざわ
「今、なんとおっしゃいましたか?えーと…」
「相柳 オルガ螺刹だ」
「えーと、相柳殿」
「なんだよ?」
「パスとは…」
「そのまんまの意味だよ、俺は魔族討伐に参加するつもりはない、死にたくないからな」
「ちょっとあなた!復讐したくないの、仲間が殺されたのよ!」
「すまんが俺は、此奴らとは関係ない。仲間でも連れでもないからな」
「そ、そうなのか」
「…ええ、この汚い奴は俺らのダチでもなんでもないです」
「こんな自分のみしか守れない奴仲間ではないです」
「ええ、その通りよ」
「……」
「てことなんでな、俺はこの話から降りる」
「まってくだされ、まだ説明もしてないのだが」
「説明されなくてもほとんどわかるよ、魔族が攻めて来てピンチだから勇者召喚して勇者に助けてもらう、帰還方法は特になし、もしくは魔王を倒せばどうたら、はた又魔王を倒したら有り余る力に恐怖し勇者の排除。まぁ勝手に拉致って道具のように魔族と戦わされるのはごめんだからな、んじゃよ」
俺こと相柳 オルガ螺刹は歩を返し部屋を出て行こうとする
「まてよ!」
「ん?なんだよ暴力男?」
「人が助けを求めてるのに助けないのかよ」
「俺の話聞いてた?」
「ああ勿論、だか俺らは復讐してやる」
「あっそう、勝手にやったらそれに助けるとか言っといて復讐って俺は関係ないからな」
俺はとっとと部屋を出るため歩き出した
「待たれよ!相柳殿!」
「なんですか?」
「この世界の知識のない貴方がどう生きていくのです?しばらくの間ここでこの世界のことについて学んでから出ていってもいいのでは?」
俺はしばし考える
上から目線はうざったいが王の言ってることも正しい、チラッと周りを見れば周りの騎士や文官らしき人達も俺のことを見ている、逃がすまいって感じだな。
「はぁ〜わかったよ、王様の言葉に甘えさせてもらいます」
「そ、そうか。それは何よりじゃ、では勇者様方今日はお休みくだされ」
そう言って王様は脇へと引っ込んで言った
メイドに案内され俺たちは部屋へと入り眠りについた
因みに男2人、女2人、俺って感じで部屋割りされた、当たり前だね。
明日は朝から剣術の訓練の後魔術について、んでこの世界について学ぶそうだ。面倒くさい、気ままに自分で調べて旅でもすればよかった〜とそんなことを考えなら眠りについた。