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ドリームレジェンドカップ  作者: クドリャフカ鹿韻
2/3

5月30日

 何度も見返したサッカー雑誌を手にとる。これを見ていないと落ち着かないのだ。

 何せ明日はワールドカップが開幕する。4年間はホント長い。といってもワールドカップを見るのは人生で2回目だ。初めて見たのは10歳。あの頃の自分は、ただゴールが決まればうれしい感じだった。今から見れば、なんて損をしていたのだろうと思う。

 4年間で、それなりにサッカーを語れる知識を蓄積してきた。その集大成でもある、明日からの32日間。1か国1か国の戦力から、注目選手へのインタビュー、監督の因縁まで網羅しているこの雑誌を見ていると、とても寝る状態になんかなれない。一人の選手の顔写真と向き合い、実績を確かめ、試合結果を予想し、若手の中から玄人が選びそうな少し目立たない選手にチェックを入れる。何度も繰り返した作業だが、飽きない。飽きることがない。

 今回のワールドカップが一味違うといわれているのは知っている。違う時代にいれば優勝間違いなしといわれるよなチームがあふれるほど出場してきているのだ。いわゆるワールドカップ上位の常連じゃないチーム(例えば日本とかね)も、違う時代にいればこの国は強豪だといわれる戦いを、予選の激闘で発揮してきているのだ。

 ああ、「違う時代にいれば」は禁句だった。たらればは使わないように決めてたのに。

 仰向けになって雑誌を頭の上にかざしているので手がきつい。横向きになろう。

 寝れない夜は暇なだけだし、ここで頭の中にいる「このワールドカップを知らない素人たち」にレクチャーしてあげよう。

 誰かに教えた方が自分の理解度も上がる。

 ご静聴をお願いしますよ。

 

作業用BGM:We are the world(USA FOR AFRICA)

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