夢
「確か、この辺りのはず・・・」
少女、神崎 魔李阿は走っていた。
場所は高町。彼女がすんでいる町だった。その時、
『ゴン!、ガラガラ・・・』
何かにぶつかり、それが崩れる音だった。
「急がなきゃ!」
タッタッタ・・・!と、彼女の走る音がただ響く。
もうどれだけ走っただろう?神崎はようやくそれを見つけた。
「なに?コレ・・・」
目の前に広がっていたのは、神崎がいつも朝みているアニメのような、戦い。互いが光る玉や槍を出しては撃ち、来たものは避けている。本当にアニメから、切り取ったようだった。
「!、危ない!離れて!」
一人の少年が叫び、こっちへ来る。その瞬間、彼が消えた。
「キャァァ!」
なに?なにが起こったの?誰か!まさか、死んだ?。
彼女の頭の中は「死んだ」という言葉でいっぱいになった。
そこから先は知らない。だが、目が覚めたらいつもの自分のベッドに寝ていた。
「・・・夢?」
まさか、あんなことが起きたのだ。
その瞬間、彼女は自分の部屋から窓を見る。木を見れば小鳥はさえずり、近くの空き地を見れば男の子が野球をしている。
そう、何も変わっていないのだ。何も。
そのとき、部屋に母、神崎 有阿が入ってきた。
「あら、起きたの?熱は直ったのかしら?」
「熱?」
そんな、知らない。
「そうよ、貴方は学校の帰り道で急に苦しんで倒れたのよ?」
「・・・」
「で、お医者さんに視てもらったら、ただの風邪だって」
魔李阿は驚いていた。
嘘、でも皆は知らない、本当に・・・夢?
「頑張屋が父親譲りなのは分かるけど、体は大事にね?私は下にいるから」
有阿はそう言って、階段を下りていった。
「あれ?なに?これ」
机の上にあったのは、青くて、楕円形の宝石が付いた紐のペンダント。
コレが、全ての始まりだった。
頑張りました。




