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少女とネコと魔法  作者: 東京在住のhazeyama
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生徒会のペット

「この子にしよう」

 生徒会書記の観凪かんなぎ つかさが言った。というか、

「なぜ保健所じゃないの?」

「だって、きたな・・」

そのとき、会計の金田一きんだいち 一真かずまが止めた。ちなみに、かの有名な探偵とは関係ない。

「保険所にいこう」

「・・・ですね」

 そう、かなりの動物ファンだ。野良を見つければご自慢の豪邸に持ち帰り、いじめている子を見つければ鬼も泣く顔で怒る。そんな奴なのだ。


で、保健所。

「えーと、白いのと黒いのだっけ?」

「ですね。アンケートで1番多かった猫の色です」

 副会長の西済 なのは(にしずみ なのは)と、金田一は話している。で、私はというと、

(頼むから静かにして)

 猫語のオンパレードのど真ん中で大変だった。

「誰が貰われるかな?」

「やっぱりあのスミレちゃんじゃない?綺麗だし」

「でも、あの子わがままだから捨てられたんでしょ」

「でも人は私たちの言葉分からないから、にゃーとなけばほらトイレとか、煮干しとかね」

 あまりに五月蝿いので私は言った。

「貴方たち、一番可愛そうな猫とかいない?」

「あなた私たちの言葉わかるの?!」

「まさか、あんなのが分かるわけ」

「あるわよ」

 さらに追い討ちをかける。

「そうだ、貴方たち全員買わせられるわよ」

 金田一なら。

「ホント?ならね、あそこの端っこにいる黒い猫いるでしょ?」

 と、目の前にいる白いのが言った。言われた方向を見るとねている黒い猫がいた。

「あの子だけでいいから貰ってやって名前は(黒輔)くろすけ」

「ありがとう。絶対に貰うよ」

 そこまで話して、

「おーい金田一!」

「だからあの子が・・・、ん?何?」

「貴方の家ってかなり広いわよね」

「そうだけど・・・。まさか!」

 彼が驚く。

「そうよ、ここの施設の子たち皆変えないかしら?」

「え!!!」

 生徒会メンバー全員が驚く。

「・・・・待って、聞いてみる」

 と、おもむろにケータイを開くと、

「親父?僕だけど、施設の猫かっていい?全部」

 と、その後に言った言葉に度肝を抜かれた。

「あ、そうだ今日は僕の誕生日だよね?プレゼントとして、いいよね?」

 さすがだった。彼はケータイを閉じると、

「OKでた」

「よし、おじさーん!」

 私は業者を呼ぶと、

「ここの猫全員貰うわ!」


「いやー。たくさんの命が救われて良かった!良かった!」

 帰り道、私は喜びながらあの黒輔を抱きながら言った。

「本当ですね。それにしてもよくあんなこと金田一君に言ったね。ヒメ」

「いやいや、金田一のおかげだよ。誕生日プレゼントにしちゃうなんて」

 と、そのとき、

『キィーーン』

 何か不思議な音がした。

「皆この子頼むわ」

「え?チョットヒメ!」

 私は走り出した。

なんとかかけました。先の長い話ですが、文庫化狙っています。

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