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EP.33『剣とのデュエット』

鍛冶職人「ウィソラの旦那。」

ラミア「あんたが子どもを預かっている者だな。」

鍛冶職人「あんたは?」

ラミア「キギワってワード知ってるか?」

鍛冶職人「!?」

ラミア「ウィソラの代わりでルランの親代わりをするラミアだ。」

鍛冶職人「そういうことか…逝ってしまったのか…あんたはウィソラの旦那が信用した相手だ。信用する。」

ラミア「ありがとう…この子だけは何があろうと守る。」


カン! カン! カン!

鍛冶職人「はぁ、はぁ。」

鍛冶職人は剣を打っていた。

鍛冶職人「俺には最後の約束としてこの剣を作る。だけどこの剣は俺の魂なんだ。これが鍛治職人としての最後の作品になるんだ。」

カン!カン!

鍛冶職人「戻す能力をこいつに授けて、出来た。最高の出来前だ。だけどこいつは持ち主を選んで欲しい。」

剣「僕は剣、話をしよう!」

鍛冶職人「お前は自由になるんだ。名前だけはつけてやる。」

剣「僕の名前?」

鍛冶職人「お前は今日からキギワ、俺と同じ名前だ。」

キギワ「キギワ?」

鍛冶職人「さあ、お前はどこかへ行くんだ。この船に置いてな。」

キギワ「ご主人?!」


シュウビャ「お前か、悪魔と縁がある存在は。」

鍛冶職人「ああ、」

するとシュウビャは鍛治職人の腹を貫いた。

鍛冶職人「グハァ。」

シュウビャ「悪魔と縁があるのなら死あるのみ。僕が絶対の正義。」


キギワ「なんだ?今の記憶は?」

ラミア「やめてくれ…もうこれ以上、この子を傷つけるのはやめてくれ…」

ルラン「ぐわああああああああ」

ルランはラミアに攻撃を続ける。

デビルデビデビルビルビー「トラウラ、絶望の淵に叩き落としてやる。」

トラウラ「私が絶望?そんなことはまずない。この生きる能力がある限り私は生き続ける。屈辱も無ければ悲しみもない。」

デビルデビデビルビルビー「でも?痛みはあるんだろ?」

トラウラ「ええ」

デビルデビデビルビルビー「オラァ!」

デビルデビデビルビルビーがトラウラに攻撃を仕掛けた。

トラウラ(ラミアは既に満身創痍だ。)

トラウラ「ルラン!!!!デビルデビデビルビルビーを先に殺しなさい。」

ルラン「うわあああああああ」

ルランはターゲットをデビルデビデビルビルビーに攻撃を変えた。

デビルデビデビルビルビー「どこまでも外道が……」

トラウラ「お前は出来るか?彼女の為に彼女を殺すなんてことをね。」

デビルデビデビルビルビーは攻撃を受け続けることしか出来なくなっていた。

キギワ「俺は呪いの剣、ルランの愛刀だ!!」

トラウラ「ん?何?」

ルランはキメラから元に戻った。

キギワ「刃がない状態で能力を使うのはまずかったかな?」

キギワが徐々に体が崩れていく。

トラウラ「なんだと?戻す能力?せっかく作った地獄絵図を!!!!このナマクラが!!!!!!」

トラウラはキギワを踏み付けた。

キギワはボロボロに砕けていく。

キギワ「俺は折れねえぜ。」

デビルデビデビルビルビー「キギワ!!!」

ルラン「嘘、キギワ!!!」

トラウラ「でも逆に考えよう、またキメラにした時本当の絶望に。」

デビルデビデビルビルビーはトラウラを殴った。

デビルデビデビルビルビー「そんなことさせねぇ!!」

ルラン「キギワ、嫌だ、嫌だよ。」

キギワ「ルラン、俺は思い出したんだ。俺は元々ウィソラと俺と同じ名前の鍛冶職人の願いで生まれた存在だったことを。」

ルラン「え?」

キギワ「俺が生まれた理由はウィソラの家族を笑顔にしたいという心だったんだ。運命だったんだルラン。」

ルラン「キギワ…」

キギワ「たかが剣に涙、か、ルラン、お願いがあるんだ。体が完全に消えてしまう前に君の笑顔が見たい。」

ルランは涙を流しながらキギワに微笑んで一言。

【ありがとう】

キギワ「どういたしまして……」

キギワが完全に崩れ散った。

ルラン(うわああああああんキギワああああああ)

ルランが泣き叫んだ。

デビルデビデビルビルビー(ルラン!!!悲しむのは後だ!!お前はラミアを助けろ!)

デビルデビデビルビルビーはルランの脳に囁いた。

ルランは立ち上がった。

ラミア「ルラン…今までごめんな、」

ルラン「…ラミアパパのせいじゃないよ…」

トラウラ「せっかく捕らえた捕虜なのに。」

ラミアは解放された。

ラミア「うわぁ、」

ルランはラミアに肩を貸した。

ラミア「この戦い、彼ら次第だ。」

デビルデビデビルビルビー「覚悟しろトラウラ!!!!」

トラウラ「私が戦う時相手は死ぬんだ。本来ならセズザが持っていてもおかしくないこの死ぬという能力は確実に相手を殺せる。」

デビルデビデビルビルビー「ウリャアアアア!!!」

トラウラ「ハアアアアア!!!」


ヴァールノマ「、、、行かなくては、、、」

メフューロ「無理するな!!!」

ヴァールノマ「魅闇の塔には秘密があったんだ。」

シーヤ「え?」

ヴァールノマ「ハゼラスが言っていた。あの場所は悪魔の聖地らしい。奴らはそこで儀式をすると!!」


EP33終わり

次回EP34『第二の能力』


アクマのレクイエムキャラ設定

キャラ名【キギワ】

能力【戻す】

所属【鍛治職人】

年齢【58歳】

好物【ラーメン】

嫌いな食べ物【ソフトクリーム】

兄弟姉妹【いない】

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