表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/12

EP.31『ルラン』

月日は流れ、ウィソラとメリンは

2人で暮らす様になって以来。

お互いを意識する様になり、結ばれる様になった。


メリン「ねぇ、見てウィソラ。」

ウィソラ「ん?」

メリン「この花って素敵でしょ?ルランって言う花なんだけど。」

ウィソラ「ルラン?」

メリン「ええ、この花の花言葉が穏やかで平和って意味なの。」

ウィソラ「ほう、それで君がこの子にルランって名付けるつもりだったのか。」

メリン「ウィソラ、私は今が1番幸せなんだ。パパやママが消されてしまったけど、今はウィソラとお腹の子がいるだけで幸せよ。」

ウィソラ「それは、良かったな。」

鍛治職人「おう、お二人さん熱いねぇ!」

ウィソラ「うるせぇよ。」

鍛治職人「まぁ、ウィソラの旦那ぁ〜俺とお前の理想の喋る呪いの剣の完成はもう時期ですぜ。」

ウィソラ「そうか!あと何が足りない?」

鍛治職人「心ですぜ。それが揃えば意志を持った剣が出来上がるんだ。」

ウィソラ「助かるよ。」

ウィソラ(これでメリンの護身用の剣、あと寂しくない様に喋る呪いの剣キギワが出来るぞ!)


ウィソラが七大悪魔のアジトに戻ると

トラウラ「おや、ウィソラ?あなたが機嫌が良いなんて珍しいですね。」

ウィソラ「別に何でもない。」

トラウラ「そうですか、」

するとトラウラはウィソラの首を掴んだ。

トラウラ「悪魔の分際で愛を育むとは何事だ!私たちに隠し通せるつもりだったのか?あ!!」

ウィソラ「トラウラァ、、、」

トラウラ「貴方にチャンスをあげましょう。良いですよねデモサディ?」

デモサディ「好きにしろ。」

トラウラ「貴方の手でメリンと腹の中にいる子どもを抹殺すると良い。」

ウィソラ「!?」

デモサディ「全てを無にしろ、ウィソラ。」


ウィソラがメリンの元に戻ると

子どもが生まれていた。

ウィソラ「メリン、、、」

メリン「ウィソラどうしたの?」

ウィソラは膝をついた。

ウィソラ「他の七大悪魔の連中がお前とルランを殺せと申し出してきた。でも俺にはそんなこと出来ない。」

メリンはウィソラを抱きしめた。

メリン「ウィソラ、もう七大悪魔なんて投げ出して私たちと平和に暮らそ?」

ウィソラ「それは叶わない、七大悪魔を辞めるのは七大悪魔がこの世から消えたらなんだ。」

するとそこにトラウラが現れた。

ウィソラは咄嗟にルランを隠した。

トラウラ「ウィソラ〜見に来ましたよ〜。」

ウィソラ「トラウラ!」

トラウラ「ウィソラ、やはりあなたは愚かですね。」

メリンがトラウラに締め付けられた。

メリン「トラウラ、、、」

トラウラ「動かないでください。さもないとすぐ締め殺しますよ。」

ウィソラ「彼女を放せ!トラウラ!」

トラウラ「本当に学習しない人ですね。でもそんなあなたには見せしめが大事です。」

ウィソラ「辞めろ!」

メリン「ウィ…ソラ…」

ウィソラ「メリン!!!!!!」

メリンが窒息して死んだ。

トラウラ「ウィソラ!!あなた絶望しました?悪魔のくせに良い表情ですね〜。大好きですよその顔。」

ウィソラが気を失った。

トラウラ「おやおや気を失ってしまいましたか。ではアジト来るのをお待ちしております。」

トラウラは去った。


ウィソラ「メリン…」

ウィソラはメリンを悲しんだ後、復讐心に燃えた。

ウィソラ「立場?七大悪魔?関係ない!!ただ奴が不死身と言うのなら、生き地獄を与えてやる!!」


鍛治職人「おう!ウィソラの旦那」

ウィソラ「お前にこの子を預ける。」

鍛治職人「この子ってルランちゃん?」

ウィソラ「俺は今からやらないといけないことがある。」

鍛治職人「やらないといけないって、あれメリン奥さんは?」

ウィソラ「……」

鍛治職人「まさか、」

ウィソラ「もし俺に何かあった時、誰かがお前に訪ねるだろう。その時、【キギワ】というワードを口にした奴は信用してくれ、それ以外は信用するな。」

鍛治職人「ああ、分かったよ。」


ウィソラがアジトに乗り込む時だった。

ラミア「ウィソラ、どうしたんだ?」

ウィソラ「ラミア、俺はこれから七大悪魔を潰す。」

ラミア「あ?」

ウィソラ「トラウラは俺の大切なメリンを殺した。邪魔はしないでくれ。」

ラミア「待てよ、俺も一緒に行ってやる。」

しかし乗り込む瞬間

衝撃波が2人を襲った。

トラウラ「待ってましたよ。」

セズザ「お前らはここに死にに来たんだ。」

ザザ「ウィソラ、残念だ。」

ファーレ「長い間ご苦労。」

デモサディ「一言だ。さよなら。」

さよならの掛け声で

ラミアの顔目掛けてデモサディが攻撃した。

ラミアは避けたが目を負傷した

ラミア「ぐわあああああああ。」

ザザ「なんだ、片目か。」

ラミアはもがいていた。

トラウラ「私がやりましょう。死のグングニル!!!!!!」

するとウィソラはラミアを庇った。

ラミア「ウィソラ!?何故お前が。」

ウィソラ「グハァ、お前には家をくれた恩があるから。しかし俺は、弱かった。ラミア、お前に最期の頼みがある、村に鍛治職人がいるそこに俺の娘ルランがいる。鍛治職人にキギワって伝えてルランを引き取ってくれ。そして絶対に親の俺たちを隠し通してくれ。あの子はルランの花言葉通り平和で穏やかに生きてて欲しいんだ。巻き込みたくない。」

ラミア「なんだと…」

ウィソラが帽子を渡した。

ウィソラ「頼むな。ラミア。」

ウィソラが七大悪魔の方へ向かっていった。

デモサディ「愚かな、ウィソラ。」

ウィソラが死んだ。

ラミア「うおおおおおおおおおおおおお」

ラミアは逃げた。


ラミアはルランを引き取って育てたのだった。


EP31終わり

次回EP32『生屍トラウラ』

アクマのレクイエムキャラ設定

キャラ名【メリン】

能力【なし】

所属【閻魔の娘】

年齢【22歳】

出身地【??】

好物【メロンパン】

嫌いな食べ物【イカの塩辛】

兄弟姉妹【いない】

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ