EP.29『ルクシュニアの魅闇の塔』
ゲマン「ここがルクシュニア、」
デビルデビデビルビルビー「なんだ?人の気配が全く感じ取れない。例えで言うんならホウトの真反対と言ったところだな。」
悪魔「ようこそルクシュニアへ。」
デビルデビデビルビルビー「誰だ?」
悪魔「トラウラ様の命令により、あなた方をお迎えに参りました。」
ゲマン「お前、俺らと戦わないのか?」
悪魔「生憎私は七大悪魔の椅子に興味無いんです。最も私はデビルデビデビルビルビーあなたの能力を10個ほど頂きましたけど。」
デビルデビデビルビルビー「10個ハゼラスと一緒か、」
悪魔「一緒じゃありません。ハゼラスは悪魔になった天使、元が天使であるなら不完全なので遅かれ早かれ15年で死にます。楽しんでいる様ですけど。」
ゲマン「ハゼラスさんは俺が引導を渡す。」
悪魔「申し遅れました。私はドメーニと申します。生まれつき悪魔なもので。」
デビルデビデビルビルビーたちはドメーニに案内される。
デビルデビデビルビルビー「そういえば、最近お前ら悪魔は俺を狙わなくなったな。それは何故だ?」
ドメーニ「あーそのことですか。デモサディ様の指示でございます。能力を一つの器に集中させると言うもので、キメラは実験でした。負の感情が強ければ強いほどキメラになり、逆に正の感情が強い場合は私みたいになります。ですがあなた方が死神セズザを倒した事に並の悪魔は対抗出来ないということにより全悪魔は収集され、より優秀な存在のみ現存が許される様になりました。そして一つの器に最大10個の能力を取り込む事に成功致しました。10個以上は体が実体を留めることが出来ないというのが発覚しました。」
ゲマン「お前の他にも10個の能力を持つ奴がいるのか?」
ドメーニ「ええ、もう1人、彼は七大悪魔の居城の門番をしております。」
デビルデビデビルビルビー「そこまで言って良いのか?」
ドメーニ「良いんですよ、だってこれは…トラウラ様の命令だから…」
デビルデビデビルビルビーとゲマンは息を呑んだ。
ドメーニ「着きました。ここです。」
デビルデビデビルビルビー「ここが魅闇の塔。」
ドメーニ「それでは私はここまで。」
ゲマン「行くぞ!」
デビルデビデビルビルビー「ああ。」
ルラン「私たちも行こう。キギワ」
キギワ「本当にいいのかよ。」
ルラン「私だって真実が知りたいのよ。」
塔の中。
トラウラとハゼラス、そして悪魔が座っていた。
トラウラ「ようこそ。我が居城へ。ここにいた者は全て。消えてもらいました。ルクシュニアは悪魔の住まう街として作るつもりですが、いつも彼が邪魔をして居たのです。」
トラウラは後ろのカーテンを捲ると、
ラミアが傷だらけで張り付けにされていた。
ラミア「ルラン…」
デビルデビデビルビルビー「何?」
ルラン(嘘、ラミアさんが…)
ゲマン「ラミアさん!?」
トラウラ「彼はまだ生かしています。だってそこにいる、ルランに真実をお伝えして絶望を与える為に。」
デビルデビデビルビルビー「ルラン!?お前なんでここに!」
ルラン「……」
トラウラ「単刀直入に言おう。」
ラミア「辞めろ!トラウラ!!」
トラウラ「ルラン、君は元、七大悪魔の1人怪魔ウィソラと1人の猫の間に生まれたハーフだ。我々と同じ悪魔なんだよ。」
ルラン「怪魔ウィソラが私のお父さん?」
トラウラ「ええ、それに、もう一つ言っておくとあなたの家族を殺したのも私とそこにいるデビルデビデビルビルビーだ。」
デビルデビデビルビルビー「何!?」
トラウラ「覚えてないのですか?デビルデビデビルビルビー、封印される前だ。」
デビルデビデビルビルビー「660年前だと?」
トラウラ「ええ、ルランの祖父に当たる者は閻魔だ。」
ルランは困惑していた。
デビルデビデビルビルビー「なんだと?でも何故ルランが閻魔の孫に当たるんだ?時が違いすぎる。」
トラウラ「そこなんですよ。問題は、閻魔の1人娘、メリンはウィソラが640年後に時空を越えて逃がしていたのだ。そこで再び再開したウィソラとメリンはその娘、ルランを産んだ。」
ゲマン「そして両親を殺したのか!」
トラウラ「ええ、そうです。悪魔にとって愛とは邪魔以外何もありません。愛を持った悪魔は値打ちが無いので殺しました。」
ルラン「トラウラアアアアア!!!!!」
ルランが涙を流し怒りながらトラウラにキギワを振り翳した。
トラウラはキギワを止めた。
トラウラ「良い、表情ですね。あなたのお祖父さんも私を憎んで泣いておられました。私はね、誰かの絶望を観て楽しむのがどんな物よりも大好きなんですよ。」
ゲマン「トラウラ!!」
ハゼラス「お前の相手は俺だ。」
ゲマン「ハゼラスさん!!今のを聞いてなんとも思わないのですか?」
ハゼラス「胸糞は悪りぃよ。だがゲマン!俺も退けねぇんだよ!」
デビルデビデビルビルビー「俺がルランの祖父さんを殺した…取り返しのつかないことをした…うわあああああああああ!!!!」
トラウラ「良い、ですね〜。始めなさいオーデン!」
隣に座っていた悪魔がデビルデビデビルビルビーを操った。
トラウラ「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」
ラミア「トラウラ、貴様!!!!」
トラウラ「自分の操る能力で操られる気分はどうですか?デビルデビデビルビルビー!おっと自我も保てないんでしたっけ。ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」
トラウラは嘲笑い続けた。
ラミア(ウィソラ、すまないお前との約束守れなかった…)
EP29終わり
次回EP30『怪魔ウィソラ』
アクマのレクイエムキャラ紹介
今回は休み