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EP.28『牛鬼ハゼラス』

シーヤ「みんな!ヴァールノマはいるか?」

デビルデビデビルビルビー「いやいないが、」

ゲマン「何かあったんですか?」

シーヤ「今この街にハゼラスがいるんだ。」

キギワ「ハゼラスが?死んだんじゃないのか?」

デビルデビデビルビルビー「いや、生きているだろうな。」

ゲマン「え?」

デビルデビデビルビルビー「七大悪魔の1人、生屍トラウラの能力、生きる能力は自分自身は愚か、他者の命を蘇らせることもできる。もっともトラウラが生き返らせた相手は悪魔に変貌するがな。」

シーヤ「僕の予感が正しかったら。ヴァールノマは今ハゼラスと対面している。」


ヴァールノマ「グハァ、」

ハゼラス「口ほどにもないな!凍らせる能力はもう俺には通用しない。もっと確実な爆発をお前に食らわせているからなぁ。」

ヴァールノマ「貴様どんな能力を得やがった。」

ハゼラス「冥土の土産に教えてやる。デビルデビデビルビルビーが所有していた能力10個【拡がる】【追う】【狙う】【重い】【超える】【響く】【炙る】【焦げる】【破る】【傷つける】能力を得たんだ。普通の【爆ぜる】能力に破るを加えたことで破壊の爆発が起きて今のお前に至る。」

ヴァールノマ「あいつらに報告せねば、」

ハゼラス「追尾弾。」

ヴァールノマ「ぐわぁ。」

ハゼラス「瞬間的に自分に氷を纏って受け身を取ったか。ん?」

チビルビー「うわぁぁ、ヴァールノマ!」

ハゼラス「ガキがいたか。」

ヴァールノマ「よせ!ハゼラス!!!!」

ハゼラスは炎をチビルビーに当てようとしたがヴァールノマが庇って受けた。

ヴァールノマ「ぐわあああああああああああ」

ハゼラス「甘いなぁヴァールノマよ、お前女だけに優しくするんじゃなかったのか?」

ヴァールノマ「ぐわあああああああ」

ヴァールノマは全身炎で覆われ、もがき苦しんだ。

チビルビー「ヴァールノマ!!ヴァールノマ!!!」

ハゼラスがトドメをさそうとする瞬間、デビルデビデビルビルビーとゲマンが止めに入った。

デビルデビデビルビルビー「今度は、間に合った!!」

ハゼラス「ぐおおお」

メフューロとシーヤも駆け付けた。

メフューロ「煌めきの水!」

メフューロはヴァールノマを冷やした。

メフューロ「自分の能力は煌めきだ。綺麗なものならなんでも出せる。」

ヴァールノマ「ぐわあああああああ」

シーヤ「しばらく休め!レム!」

ヴァールノマの叫びは止まった。

メフューロ「ゲマン!!!!無理難題かもしれないがお前に課題を出す!本来与える課題とは違うけど、あの阿呆ハゼラスを倒せ!!!!!!」

ゲマン「分かりました!」

ハゼラス「また、課題か?なら相応しい場所は用意している。ルクシュニアの魅闇の塔に来い!デビルデビデビルビルビー貴様とルランとか言う女も連れて来い!そこで俺はトラウラと待つ。お前らを絶望の淵に叩き落としてやる!」

デビルデビデビルビルビー「なんだと、」

ハゼラス「ヴァールノマは既に満身創痍。もっとも怒らせたのは貴様らだからな!」

ハゼラスは去った。


ザザ「で?デモサディ。牛の天使を七大悪魔にする件についてだが。」

デモサディ「……」

ファーレ「あいつポテンシャルが違うんだよな。だって10個取り込んで体も崩壊していくって言うのに平常を保てるんだからな。」

デモサディ「あいつを七大悪魔に入れたのは数合わせと言ったところだ。どうせすぐに死ぬだろう。」

ファーレ「相変わらず感情無いね。デモサディ。」

ザザ「ところでだ。良い加減仮面を取ったらどうだ?」

??「……」

ファーレ「頭に刻まれた文字が気に入らないのか?15年前にウィソラの場所に座った。ナムギクスよ。」

ナムギクス「全てはこの世界を滅ぼす為だ。」


ルラン「ヴァールノマ…なんだろう…なんか静かで寂しいね。」

デビルデビデビルビルビー「ああ、あいつのこんなボロボロの姿初めて見たよ。」

ゲマン「彼はしばらく安静にしないと命に関わるみたいだ。チビルビーも付きっきりだ。シーヤさんとメフューロさんが見ているから問題ないと思うけど。」

キギワ「この街で受ける傷は全て宝石に変わるって言ってなかったか?」

デビルデビデビルビルビー「そんなもの俺の【破る】能力の前では無力だったんだ。傷は宝石という概念そのものを破ったんだ。そしてヴァールノマは【解く】能力があったが故にこんなことになったんだ。全部そんな能力を得た俺のせいだ。」

ルラン「デビルビーのせいじゃないよ!悪いのはそれを利用した七大悪魔の連中でしょ?」

ゲマン「とにかく俺たちは天使たちから託されたんだ。なぜだか知らないが君まで呼んでいるルラン。」

デビルデビデビルビルビー「そのことだが、お前は行くなルラン。」

ルラン「え?」

デビルデビデビルビルビー「相手は七大悪魔2人だ、危険すぎる!」

ルラン「何言ってるの?」

デビルデビデビルビルビー「妙な胸騒ぎがするんだ。ルクシュニアは俺とゲマンで行く。」

ルラン「今回だけは私だって行くよ!闘技場でも勝ったし、今までの旅だって乗り越えてきたんだ。」

デビルデビデビルビルビー「今まではな。今回は違う!何の能力を持たないお前が乗り込んでみろ!ヴァールノマよりも酷い怪我、あるいは死ぬかもしれないんだ!足手まといになる!」

ルランはデビルデビデビルビルビーの頬を叩いた。

キギワ「ルラン…」

ルランはキギワを持ってその場を去った。

デビルデビデビルビルビー「お前の為なんだ。ルラン…」

ゲマン「悪魔のお前が人を心配するとはな。お前はもう悪魔じゃねえよ。」

デビルデビデビルビルビー「いや、俺は悪魔だ。同族を殺す悪魔なんだ。」


デビルデビデビルビルビーとゲマンはその夜ルクシュニアに向かった、

そしてデビルデビデビルビルビーとゲマンの跡をルランとキギワは着いてきていた。


EP28終わり

次回EP29『ルクシュニアの魅闇の塔』

アクマのレクイエムキャラ紹介

キャラ名【ハゼラス】

能力【爆ぜる】

所属【七大悪魔】

年齢【32歳】

出身地【ヤサギヌ】

好物【焼肉】

嫌いな食べ物【ホットケーキ】

兄弟姉妹【いない】

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