EP.25『道楽の天使メフューロ』
デビリィゲマン号でメフューロの街キラスのホウトに着いた。
ゲマン「ここがホウト。」
デビルデビデビルビルビー「思ってた街と違う、もっと物騒な場所だと思ったが。」
ルラン「綺麗、街がイルミネーションや宝石で輝いてる。」
デビルデビデビルビルビー「俺はこの街嫌だな、目がチカチカする。」
キギワ「別に俺はそんなことないけどな。」
デビルデビデビルビルビー「お前、剣だろ!」
キギワ「それもそっか、刃は輝いてるしな」
チビルビー「ねぇ!にぃちゃん!これ見て!金の鎧!欲しいなぁ〜!かっこいいなぁ〜!」
デビルデビデビルビルビー「そんなの買わねえぞ。無駄遣いするなよ。」
チビルビー「え〜。かっこいいのに〜」
ゲマン「ところでヴァールノマさんは?」
デビルデビデビルビルビー「は〜。『この街は煌びやかでキャ◯クラが最高だ』って言って街巡りしに行った。」
ゲマン「あの人らしいけど、自重して欲しいな。」
デビルデビデビルビルビー「あれは無理だよ。」
ルラン「見て!デビルビー、ゲマン!ウェディングドレスだよ!良いなぁ〜可愛いなぁ〜!いつか着てみたいなぁ〜!」
デビルデビデビルビルビー「お前こうして見たら、普通の女の子だな。」
ルラン「こうして見たらって何よ。」
ゲマン「ルランって恋したことあるの?」
ルラン「実は一度も無いのよね。」
ゲマン「そうなのか。」
ルラン「うん、今まで一度もあの村に出たこと無かったし。」
??「あら?貴方たちは?」
ルラン「あ!シープルさん!」
シープル「ルランちゃんたちお久しぶり!」
デビルデビデビルビルビー「シープル、お前がなんでここに?」
シープル「来賓よ。来賓。もうすぐメフューロさんの結婚式が行われるの。」
デビルデビデビルビルビー「そういえばヴァールノマとの会話の時、『最近結婚したようなもんだが』と」
シープル「メフューロさんはプロポーズの時、『自分が輝いて入れるのは君という太陽のお陰だ、どうか自分と結婚して隣にいてくれ』って言ってピンクダイヤの指輪を渡したの。キャアアアア!ドラマチックよね!」
デビルデビデビルビルビー「そんなこと言うキャラなのか?あいつ。」
ゲマン「で?式っていつなんだ?」
シープル「3日後ね」
ヴァールノマ「3日後か、」
ゲマン「どうしたんですか?ヴァールノマさん」
ヴァールノマが泣きながら現れた。
ヴァールノマ「キャ◯クラに入ろうとしたら、こいつに締め出された。」
シーヤ「天使なんですからはしたない真似やめてくださいよ!」
デビルデビデビルビルビーたち「シーヤ!」
シーヤ「ゲマン!デビルデビデビルビルビー!ルランさん!チビルビー!キギワ!みんな無事で何よりです!」
ルラン「シーヤさん!メユは大丈夫なの?」
シーヤ「ああ!今、復興しつつアキゼさんの力も借りて前よりも良い街づくりを行なっております。」
ルラン「良かった。」
シーヤ「エンデュさんのことは聞きました。とても残念に思います。いつも天使の結婚式の神父をやってくれましたので。」
デビルデビデビルビルビー「…」
ゲマン「では今年の神父は誰が?」
シーヤ「僕です。」
デビルデビデビルビルビー「お前なのか?」
シーヤ「羊は縁起の良い動物なんですよ。羊に大きいと書いて美しいと読む程です。」
デビルデビデビルビルビー「へぇー」
キギワ「ところでシーヤ、闘技場ってどこにあるか知ってるか?」
シーヤ「知ってますよ。それが何故ですか?」
デビルデビデビルビルビー「ルランはこの街に入る条件として闘技場に出ないといけないんだ。」
シーヤ「そうなのですね。みなさんこの街が輝いている理由を知ってますか?」
ゲマン「いいえ」
シーヤ「この街は戦うことで輝く街、ここでは誰が戦っても死ぬことはないです。傷は全て宝石に変わる、その宝石がこの街の資源になっているのです。これはメフューロさんの能力、【煌めく】の効果です。」
メフューロ「レディース&ジェントルメン!」
街の液晶パネルからメフューロが映った。
メフューロ「明日、正午に行う闘技場のメンバーを紹介するぜ!」
住民「おぉ!」
メフューロ「今回はぁ〜レディース5人バトル!普段は踊り子をしているこの女性、しかし1番輝くのは闘技場、蹴り技の達人、兎のレイメ!、続いては、女の中でこの人には敵わない、この街のNo.1ホステス!しかし彼女を無理矢理お持ち帰りしようとした男はもれなく病院送り!女の獅子、クラリア!、続いては、故郷を後にして、父親を探してこの街に辿り着いた女!天使に惚れられるがキッパリと動じない!その剣捌きは未知数!猫のルラン!」
ルラン「私だ!」
メフューロ「続いては、家族の為なら戦える、過去150人を産んだ最強の肝っ玉母ちゃん!フライパンこそが最強の武器!ニワトリのヌミーネ!最後はこの闘技場最強の女、未だ100の戦いの中、負けを知らない、俺すらも敵わない俺の新妻、サーペントのウィリーダ!それでは明日!闘技場でお会いしましょう!」
ヴァールノマ「自分の嫁を出すのかよ!」
シーヤ「あの人がウィリーダと知り合ったのも闘技場だし、問題ないんじゃない?」
ゲマン「ルラン行けるか?」
ルラン「怖いけど!頑張る!」
キギワ「そうこなくっちゃな!ルラン!」
デビルデビデビルビルビー「ん?今誰かこっちを見たような、気のせいか。」
??「ルラン…」
EP25終わり
次回EP26『最強の新妻ウィリーダ』
アクマのレクイエムキャラ紹介
キャラ名【メフューロ】
能力【煌めき】
所属【12天使】
年齢【32歳】
出身地【ホウト】
好物【金粉の掛かったチョコパフェ】
嫌いな食べ物【イカスミソース】
兄弟姉妹【いない】