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【祝190万PV】石しか生成出来ないと追放されましたが、それでOKです!【完結】  作者: 寿 明結未(ことぶき・あゆみ)


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86 子育て世代からの眼鏡の要望に続き、もうレジェンド様はお腹いっぱいですよ……。

お越しいただきありがとうございます

本日二回目の更新です。

次の更新は夜20時となっております。応援よろしくお願いします!

こうしてエンジュさんとセンジュ君それぞれが仕事をしつつ、私もアレコレと忙しく過ごしていたある日――朝のミーティングにてそれは言われたのだ。



「輸出部門を作る為に、もう三人程雇って頂きたいのと、ダイヤ王国での医療用部門で商業ギルドで職員をもう二人程雇って頂きたいです。もう今こちらは手一杯でして」

「そんなにか!?」

「これはお父様に行って貰うしかありませんわね。シンジュさんお願いしますわ」



そう言ったのはロザリオスさん。

困った顔で言われては流石にシンジュさんも商業ギルドに行かざるを得ない。

朝一番に商業ギルドで合計5人をギルマスであるレイルさんに話しをして雇って貰う事となった。

今は船で輸出をしているが、眼鏡とサングラスの売り上げは兎に角すごい。

スペア眼鏡とサングラスを購入する人も多く、家用と仕事場用とで使っている人も多い。

時計もある意味浸透してきたのだが、やはりまだまだお高いので手が出せる人が少ないのだ。

その為、そっちの人数を減らして眼鏡やサングラスを作れる人材を増やしたばかりで、これからもっと伸びうるだろうと言われているのが【医療用部門】だった。


また、万年筆も売り上げは軒並み伸びた。

専用インクとのセット売りが始まったのだ。

文房具店に突如として現れたと言われるほどに万年筆とインクのセットは学生さんから大人まで幅広く手にしては購入されて行き、城で働いている人たちからも要望が多くホスティーさんがホクホク顔だったと聞いている。

また、専用の万年筆の筆箱と眼鏡ケースの売り上げも凄まじく、貴族や王城で仕事をしている彼らは仕事帰りに立ち寄っては手に入れている。


まだまだ売り上げが伸びているのは【体感温度が下がる付与】で、今では一般市民にまで浸透し始めた所だ。

無論冒険者も多く購入しており、冒険者の中では【体感温度が下がる付与】アクセサリーと水筒を持っているのがステータスになりかけているのだと言う。


従業員や傘下の人たちはそれらを作るので手一杯。

そうなると【避妊付与】に【生理痛改善付与】は私が。

【性欲増強付与】に【勃起不全改善付与】はセンジュ君が付与するしかなく、アクセサリーを作るのもシンジュさんとエンジュさんが担当している。

一日30人限定にして良かったとつい思ってしまったが、アクセサリーなのでちゃんと【強化付与】は施されている。

無論、ガーネットの商品は【強化付与】が当たり前のように付与されているが。


そんな折、子育て中の主婦層から眼鏡に関する改善案が上がってきた。

【強化付与】をしていていも、子供たちの容赦ない拳の前では、眼鏡が歪むらしい。

そこで、何とかならないだろうかと言う要望書が届いたため、私は直ぐに【形状記憶付与】を作りだした。


レンズの部分は外れないように強化付与は必須だが、その他の部分は【形状記憶付与】をしている為どれだけダメージを受けても元に戻る不思議な付与になった。

これにはお父様達も驚いていたけれど、子育て世代には嬉しいのでないだろうか。

無論レンズ付には【強化付与】な為、枠の部分には石を入れて【形状記憶付与】をする二重構想で求めていた形になった。

元々レンズと外側は【定着】で引っ付いている為取れる事は無いのだが、子供は何をするか分からない。

育児中のママさん達は大変なのだ。


無論付与師ギルドで特許も取ったし、うちの従業員や傘下はしっかりと工場内では特許を使えるようにしている為、『育児中のママに嬉しい眼鏡』として売り出した所、売り上げは更に伸びた。

無論こちらも輸出されることになった。



ちなみに、【輸出部門】では男子正社員をギルドマスターから三人借りることが出来て、輸出のアレコレを一手に任せているし、【医療部門】は男女二名を雇う事が出来た。

無論タキちゃんによる悪意察知と危険察知をシッカリクリアした五名である。

事務所は机が沢山並び、そっちはそっちで頑張って貰っている。


私はと言うといつも通り忙しい日々なんだけれど、あの日、鉄の国サカマル帝国の隠密から攻撃を受けた日からは、警戒を上げているけれど今の所無事でいる。

今日は製薬ギルドにアイテムの納品日だ。



「では製薬ギルドに行ってきますね」

「ああ、昼3時からは女性客ばかりだ。それまでに帰ってこれそうか?」

「ええ、アイテムの納品だけですから」

「気を付けてね~」

「はーい」



と、ドマとタキちゃんとで馬車に乗り込んで向かう。

あれからお爺ちゃんは寂しそうにしながらも気合を入れて私からキスを受けてから魔物討伐隊と共に大型ダンジョンを潰しに向かっている。

あれからダンジョンが増えた様子はなかったそうで、徐々に金鉱山に向けてダンジョンを潰しているらしい。

お爺ちゃんもタキも頼りになるなぁ……と思っていると、ふと外が気になった。

いや、何故気になったのかも分からないのだけれど。



「あっちには何があったかしら?」

「え? ああ、あちらの門の外には【魔物協会】がありますね。どうかしました?」

「帰りに寄ってもいいかしら。どうしても気になっちゃって」

「ええ、構いませんよ」



そうお願いしてから製薬ギルドに向かい依頼品を納品してから【魔物協会】がある門の前で折りて戸をノックすると、魔物の独特の匂いを感じながら職員が出て来た。



「ん? おう、テイマーか?」

「はい、ちょっと見せて貰っても良いですか?」

「構わないぜ、ただちと殺気立ってる魔物がいるから気を付けてくれ」



そう言って中に入って行くと私は気になる方向へとドンドン進んでいき、職員も「嬢ちゃんそっちは危険だ!」と言いながら私はドアを開いた。

すると、そこには怪我をした子犬らしき犬のような動物と、幾つかのスライムが水槽の中で蠢いていた。



「ここは?」

「あーあーあ。もう勝手に開けちまって。この場所は危険な魔物用の隔離部屋だ。そこの子犬は【ホワイトタイガー】って言う魔物の子供で、そっちのスライムは良く分かんねぇけど最近全然飯を食わねぇから水槽に入れてんだよ」



その言葉に様子を見ているとタキがトコトコと殺気立ってるホワイトタイガーの頭をポンポンと叩くと威嚇が収まり、キョトンとした顔でこちらを見ている。



『ほう、そなた実に面白い。レジェンドを二匹も使役しているのか』

『む』

『念話もなれておるのだろう? 今は擬態しているがお前には我の本来の姿が見えるのではないか?』

『どれどれ……ちょっと見させて貰いますよ』



そう言って鑑定すると【ホワイトタイガーのレジェンドモンスター】と見えて驚いた。

子供の姿に擬態しているけれど、年齢200歳と結構な御年をしている。



『うっかり元シャース王国の金鉱山の中を散歩していたらドラゴン共に襲われてな。ある程度は殲滅したのだが、この有様だ。我も気を抜いていたと言うのも悪いが、ついつい他のレジェンドが動いていたので手助けでもしてやろうと思ったのだが。そうか、あのフェアリードラゴンのレジェンドモンスターとスライムのレジェンドモンスターはそなたの従魔であったか』

『お爺ちゃんとタキちゃんですね。しかし貴方様もレジェンドモンスターでしたか。しかし子供に擬態しないと流石に魔物でもホワイトタイガーは危ないですものね』

『そうだな。我とてこのような姿は癪ではあるが、怪我が治るまでは致し方ない……と思っていたのだが、ふむ……ヌシは中々に面白いスキルを持っているな? それにそなたに撫でられるとこの上なく心地よい。あのフェアリードラゴンとスライムが懐くのも分かるわ。どうだ。我とも契約せぬか?』

『え――。これ以上レジェンドモンスター様と契約するなんて恐れ多いですよ』

『契約したら面白い事を教えやろう。ほれ、契約だ』



そう言うともうごり押しとだと言わんかりに契約の印を出されたので、渋々契約をする事となった。

これには職員さんとドマが驚いていたけれど、そのまま念話は続く。




読んで下さり有難う御座います!

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