39 お爺ちゃんやタキちゃん達と話し合って出来上がった新商品が此方!
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こうしてお爺ちゃんとタキと一緒に案を出していくことになった。
万年筆に関してお爺ちゃんは「画期的アイテムではないのか?」と言われたので、これは採用とする。
すると――。
「ネェ アルジ。 ガラスデ メガワルイ ヒトノ メヲ ナントカスルコト デキナイノ?」
「眼鏡の事?」
「ウン。ボク オメメガ ワルイヒトヲ ヨクミルシ。ナツノ クニダカラ ヒザシデ メガ
イタイヨネ」
「サングラスか……」
確かにこの世界にも伊達眼鏡と言うのはある。
ただ、度数が入っている眼鏡と言うのはない。
ピントが合わないだけで目は辛いし、乱視にでもなればなおさらだ。
簡単にピントが合わさって目が見えるような付与があればいいけど。
それにサングラスは意外だった。
色付きガラスが作れるかどうかによるけれど、UVカット付きの色眼鏡は大事かもしれない。
そこで【お取り寄せ】で眼鏡とサングラスを取り出すと「こんな感じ?」と伝え「ソウソウ」と言われる。
なるほど、補助的な物を作るのか。
補聴器は流石に難しいけれど、付与で作れれば全然違ってくる。
そう思い【補聴器】も【お取り寄せ】で出してみると「コレナニ?」と聞かれたので「耳が不自由な人が使う補聴器よ」と伝えると「ほう、面白いのう」とお爺ちゃん。
「確かに不自由は辛いわよね。後は付与の問題になるけれど」
「付与の問題ですか?」
「あら、センジュ君」
「色々出されてますね。すみません。俺達が忙しくしてるせいで開発を一人でお任せしてしまって」
「気にしないで。ただ、付与がね……」
「一つ一つアイテムを教えて貰っても?」
「ええ」
そう言うと【万年筆】を手渡し、「これは?」と聞かれたので「羽ペンの代わりに万年筆なんてどうかなと思って」と構造を説明する。
中にインクを入れれば結構長持ちするし、インクは別途用意する必要が無い為、どうだろうかと話したところ「面白いですね。書類書いている人には持ってこいじゃないですか!」と目を輝かせた。
次に眼鏡とサングラス。
こちらのメガネは目が不自由な人の為に、視力を調整したり目のピントを合わせたりする補助が出来ないかと話したところ、「特殊付与が必要ですね」と口にしていた。
サングラスは色付き眼鏡でも代用できるが、夏の日差しの強いこの国では目を守るのも大事ではないかと言うとセンジュ君は「確かに」と頷いた。最後が補聴器だ。耳が不自由な人でも音が聞こえるようにする道具だと言えば、身体的に問題がある方や、お年寄りに良さそうだという事になった。
「なるほど、目も耳も大事ですからね」
「うん、でも付与が考え付かなくてね。新しい付与を考えないと行けなくなるでしょ?」
「【特殊付与】と言うことになりますね」
「【特殊付与】というと?」
「専門的な付与の事です。【医療関係等は特殊付与】と呼ばれていて、作っている人の方が少ないんですよ。でもこれは俺も色々考えて作りたいですね……。耳が遠くなり始めたお年寄りなんかには補聴器は良いでしょうし、この国では目が悪くなる人がとても多くて、【視力安定】と言う付与があれば……あ」
「あ」
「【視力安定付与】出来そうです」
「おお!?」
「そうですよね、視力安定は大事ですし……それならピントも合わせやすい」
「いけそう?」
「試してみても良いですか?」
「ええ」
センジュ君は手のひらに眼鏡を乗せると、意識を集中させて『視力安定付与』と呟いた。鑑定してみると、確かに【視力安定付与された眼鏡】と出た。
「どうでしょう、付与出来てるんでしょうか?」
「うん、出来てる。鑑定で見えたわ。ただ使って貰わないと効果がわからないよね」
「そうですね」
「誰か手が空いてる人いないかしら?」
「父上なら下にいますし、アイテムを持って行きましょうか」
「あ、ならこのサングラスにもお願い。UVカットに視力安定付けてくれる?」
「分かりました」
そう言って二つの付与をガラスと周りの枠にして貰い、一階にいるお父様の元へと向かう。
そして新しい付与の話とアイテムの話をすると、お父様は徐に眼鏡を受け取り目に掛けた。
「おお……かなりクリアに見えるな」
「え、お父様目が悪かったんですか!?」
「寧ろ彫金師は目を悪くするものが多い。職業病だな。これはいいぞ!!」
「では父上、此方も付けてみて下さい」
「これは色が凄いな、つけてみよう」
そう言うとサングラスをかけ、「これも新しい付与が入っているのか」と口にした為、そのまま外に出て見て貰い、外の状態を見て貰う。
「おおおおおおお!! 日差しで目が痛くならないぞ!?」
「良かったです!」
「これはいけそうですか?」
「全国民が欲しがりそうだな!!」
「良かった!!」
「後は補聴器といって、耳が遠くなり始めた人のも考えたんですが、まだ作ってないですね」
「今から付与します。付与のやり方を思いついたので」
お父様から眼鏡を返して貰ってセンジュ君と二階へ戻った。今度はスイッチも何も入っていない調音機に『聴力補助付与』を付けて貰った。鑑定した後で耳に入れてみて、何か喋ってと片方の耳を塞いでジェスチャーする。「どうですか、聞こえますか?」確かに調音機から声が聞こえてくる。
「これ良いわ、ちゃんと聞こえる。ただ音が急に大きくなったりした時、耳がパーンってならないか不安ね」
「ああ、それはありますね。『聴力安定付与』これでどうでしょう」
「鑑定するね……うん、ちゃんと大きな音は小さく、小さい声は少し大きく聞こえるようになってるみたい」
「良かったです。こういうのって考える人少ないので……」
「というか、パパッと出来るのが凄いよ。流石付与師の天才!」
「ありがとう御座います。イメージが出来れば俺は何とか出来る感じなので」
「これで【視力安定付与】【聴力補助付与】【聴力安定付与】の三つの特殊付与の特許が取れるね」
「そうですね、ちょっとギルドに行って取ってきます」
「馬車使ってね~」
そう言うとセンジュ君は急いで馬車を出して付与師ギルドへと向かった。
後の問題はサングラスのような色付きガラスが出せるかどうか。
「アイテム生成・黒ガラス」
そう言うと真っ黒なガラスが出来てしまった。
むう……。
「アイテム生成・色ガラス」
此方も同様、難しいな。
「アイテム生成・カラーレンズ」
すると、頭で想像していた黒には程遠いけど、カラーレンズが出来た。
しかもサングラスのように向こうが見える。
なるほど、カラーレンズで作れるのか。
ならば。
「アイテム生成・グレーレンズ」
そう言うと本当に求めていた黒にそれなりに近いグレー系のカラーレンズが出来た。
これなら大分いけそうかな?
しかし、これを大量生産するには更なる場所と設備と人員が必要……さてどうしたものか。
今いる従業員や傘下の人たちは既存商品の制作で手一杯。
それに加えて魔物討伐隊から【命の花びら】の依頼が100個来ている。
オーバーワークだわ。
これらは夜お父様たちと相談して決めましょう。
工場を新しく買うにしても、作るにしても問題があるもの。
確かにこの周辺で売りに出されている工場はまだ他にもあるけれど……問題は彫金師と付与師よね。
そう考え込んでいると馬車が帰ってくる音が聞こえ、センジュ君が帰ってきた。
「無事取ってきました。あ、これ色付きのガラスの奴ですね」
「ええ、この黒い方のメガネはサングラスっていうの」
「サングラス。確かに太陽から目を守りそうですね」
「ええ。ただ人員がね~」
「確かに、これを作るだけの場所と人員確保は必要になりますね」
「お父様が帰宅してからの方が良いかしら?」
「呼んできますよ。もう父上も手が空いたのか水筒作りしてましたし。ついでに兄上も呼んできます」
「お願いね」
こうして今から【ガーネット】の首脳陣全員で話し合う事になるのだけれど、お爺ちゃんには「寂しく無くなって良かったのう」と労られ、「アルジ ヒトリデ ガンバッタネ!」とタキちゃんからも褒められてちょっと嬉しかったのは内緒にしておこう。
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