表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/19

くだらない話3

 2人で食事をしていると店員から美味しい酒が入ったからと勧められた。

「エマ、お酒は?」

「飲むよ」

「へぇ、じゃあ頼もうか」

 そう言って勧められたワインを注文する。頼んだワインはすっきりとした味わいのお酒だった。

 

「よく考えたらこっちに来て初めてお酒飲んだかも。美味しいね」

 そう言った絵麻に、ヴィザールがそうだなと頷く。

「オレも久しぶりに飲んだ」

 ヴィザールは時折「オレ」と言う一人称を使うようになった。本人曰く自然と出てくるようになったらしい。「私」の方は、わりと王族に仕えるときようの仕様だったようだ。


 それから2人で一本のワインを空にしてしまう。

「全然酔わないんだな」

 ヴィザールの言葉に、絵麻が楽しそうに笑う。

「会社で鍛えられたからね〜。なんか体育会系のノリの会社でしょっちゅう飲んでたの」

 ふふふと笑う絵麻はやはりアルコールを飲んでいるせいか、いつもよりにこにこしている。

「ヴィザールも強いのね」

「まぁ、それなりに」

「顔色も変わってない」

 つんつんとヴィザールの頬を突く絵麻の指を、ヴィザールが捕まえる。

「何するんだ」

「突いてみた」

「ふぅん」

 すると、ヴィザールが捕らえていた絵麻の指をかぷりと噛んだ。

 

 完全にカチコチと固まった絵麻は、一拍遅れてから悲鳴の様な声を上げる。

「ふえぇあえ?!!」


 慌てて指を引き抜いてもう一方の手で守る。無くなったことに寂しそうな顔をしたヴィザールに、絵麻がハッとする。

「まさか、酔ってる?」

「酔ってない」

「酔ってるやつはだいたいみんなそう言うの!」

「じゃあエマは?酔ってるの?」

「酔ってない」

「ってことは、酔ってるってことか」

「酔ってない!」


 2人とも酔ってる説。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ