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くだらない話2
絵麻は何気なく本を読んでいた。この世界と絵麻の元いた世界では習慣が異なることも多い。そのため、違いを知るために自然と本を読むこと多くなった。
「女性への贈り物、国により自分の瞳や髪の色に近いものを渡すことで、自分の所有物であることを……」
絵麻は自分の左手の薬指にはめられた指輪を眺めていた。そして、以前にもらった銀細工の髪飾りを思い出す。
「青い石」
その2つの共通点を口に出してみる。
「自分の瞳……」
貰った相手の顔を思い浮かべ、ついでに瞳をクローズアップすると見えるのは綺麗な青い瞳。
ハッとして、真っ赤になった絵麻が机に突っ伏した。
「いやいや、まさかね」
冗談混じりで聞いてみたら、その場では笑って終わったのに、なんでもない日に青い石のイヤリングを贈られた。
「わかんない」




