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【とある公爵の日記より】

浮気してませんからのハロルド視点


 年の離れたこんなおじさんの自分を素敵だと褒めてくれるオリヴィアに心を震わされた。


 お父さんよりも年上の自分の事をもしかした許容範囲内としてくれているのではないか?なんて、淡い期待を持ってしまう。

 眉毛、立派でよかった。


 婚約さえしていなければ、行けるのでは??なんて邪な意見も脳内からちょっこり飛び出す始末。

 それ程浮かれてしまうくらい、嬉しかった言葉だったのにその余韻に浸る暇はなかった。


 …あの二人。


 寄り添い近づき内緒話を囁く2人。

 やはり婚約者なのだなと、見ていて非常に辛い。


 自分には入り込めない二人の空間。

 すぐさま間に入って引き裂きたい気持ちが沸き上がったが、自分にはそんなことをする資格なんてこれっぽっちも無いのだ…。


 幸せを願うと守ると自分が決めたんじゃないか!!

 シッカリしろ!!


 密かに頬に軽いパンチを自らにかまして、気合を入れた。



次回、清めの儀

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