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月下の猫はなんとなく  作者: ゆきみこ
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月下の猫はなんとなく

ある日、夢を見た。

満月の下で黒い猫がこちらをじっと見つめている。

見知った河原に有る道の真ん中で。

そして、目線を動かさずこう言った。

「にゃー・・・」


目が覚めた頃

外では雀やカラスが挨拶をし、セミが騒がしく盛っていた。

布団は既に体の上には無く誰かが起こしに来た形跡もない。

一人暮らしをはじめて数日、母のありがたみを知る羽目となった。

毎日決まった時間に起こしに来てくれる母、起きたあとリビングで朝食を準備してくれてる母、洗濯をした柔軟剤のいい匂いのするカッターシャツ。

母のありがたみに浸った頃、いつも登校する寸前にやっている占いが始まった。

「6位てんびん座のあなたはちょっぴり良い事があればちょっぴり悪いことも起きるかも!ラッキーパーソンはフローラルな香り!」

全然占いになって無いような内容だなと思いながら帰り実家に寄って行こうと決めた。

そう思いながらシワの着いたカッターシャツを急いで着て冷蔵庫から吸うタイプのゼリーを取り出し大学へ行く為家を出た。

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