夢を守る務め
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
デビューする事はありませんが、何があっても三次元に姿を現してはいけないと思います。
強烈な生々しい下ネタ入ってるので、R指定です。
一過性のものが廃れやすいのは、古参がいないからだ。その場のノリで興味を持った人間達が集まるから、『何があっても着いていく』という人間が少ないからだ。だから下積みが長い輩程、その古参を裏切る様な真似はするな。それは絶対に行ってはいけない、裏切り行為だから。
「絶対嫌です」
「まぁまぁまぁ、先生に会いたがってるファンは多くいらっしゃいますよ」
何十年という下積みを経て、クリエーターとして売れ始めてきた。という事で担当から『そろそろサイン会なるものを行いませんかね?』という質問が飛んできた。
気持ちは分かる。凄い分かる。私もファンに会いたい。チヤホヤされたい。『先生大好きです』って言われたい。でも。
「ご存知ですか、担当さん? 最近ではクリエーター込みで、作品を愛する側の人もいらっしゃるんですよ。もっと生々しく、強烈な下ネタぶち込みましょうか? 私の作品を見て、私の顔を想像して、それで抜く様な方もいらっしゃるんです。……顔出しして『抜けなくなった』というコメントも、他のコメントから拝見しています。
理不尽だとは私も承知してます。が、ファンの夢を守るのがクリエーターの務めです。一人でも多くのファンの夢を守り通すのが、私の義務です」
「貴方、本当に容赦のない下ネタお好きですね……」
対面に座る編集に向かって、前屈みに訴えかける。自分の顔は見えないが、目に力を込めているから、それなりに凄みがあるのではないかと思う。
日の浅いファンはそう思っていても何らおかしくない。もしかしたら古参もそうかも知れない。だからこそ、こちらも気遣わなければ不作法というもの。
幾ら古参であっても『先生の作品だけを愛してる訳じゃないんですよ』なんて言葉が帰ってくる事もあるかも知れない。だから……。
「それ、本当に先生の作品を愛してるって言えるんですかね、本当のファンなら、先生のお姿とか、心底どうでも良くないですか?」
「最初に良い想像をして、後からちょっと劣ったものを見せられると失望するのが人間なんです。それは新規、古参、関係ありません。人間なら仕方がないのです」
大真面目で答えて『ですのでこの話は終わりです』。と締めくくった。その後、サイン会の日時が決まったと連絡があってキレたのは、言うまでもない。
よくあるんですよ。
声優さん、作者さんが顔出しして『抜けないから止めろ』という意見。
だから有名になっても、あんまり表には出たくありません。
理不尽だと思います。作品だけを愛していれば良いとも思ってますよ。それでも。
今お読みなさっている方々で、『私の作品だけを愛してる』なんて人が、どれだけいらっしゃるのでしょう。
あとがきの長さから、私に興味を持つ方も一人はいらっしゃるかも知れません。だからある意味、私にも非はあるんです。
※あ、『思い上がり甚だしいんだよ!! 底辺作家!!』と思われた方、私の妄想なんで、流していただけると。
これは私自身の方針なので、人には当てないでください。
でも、だからこそ三次元に姿を現したくないとも思ってます。