配信つかれた
毎週土曜日18時投稿です。
このあと19時からもう一話投稿すると思います
「おつゆい」
見てる人たちに挨拶をしてから配信を閉じる。
初めてのことだらけで緊張したし、疲れた。
話しながらゲームをするのがこんなに難しいとは思ってなかった。いつもゲームやっているのに全然感覚が違う。
私は友達とゲームすることないし、話しながらは初めての経験だ。高校時代は友達も居たしモテたのに、変わってしまったらしい。
それもそうだ、大学の時はオタクしてたし、ゲームしかしてなかったから友達いなかったからな。
高校の時の友達にゲームをやっている人がいたが連絡とってみようか。
あっスマホに通知がきてる。
『今日の22時から配信あります
待機場所立てましたー』
翔様のSNSに配信告知がされている。
「ついえら!配信楽しみにしてます。」と告知に反応する。いつもは通知きたらすぐに反応するのだが、今日は配信中でできなかったことが悔やまれる。今が20時半あと1時間半か。
「ご飯食べて、お風呂入ろっかな」
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トントントントン
ジュジュジュウ
家の中に食材を切り、炒める音が響く。
……おい、今料理できるのか?って思っただろ!
まぁいいか
「いただきまーす」
机の上にタブレット持ってきて動画サイトを開き、「西園翔 切り抜き」と検索する。そして面白そうな動画を再生する。やっぱり翔様はかっこいいし面白い。
『〜じゃんか。最悪じゃねーか』
切り抜き動画が一区切りついたところでふと時計を見て焦る。もう21時20分、時間が溶けていた。あと30分ほどでお風呂に入らないとやばい。早くしないと。
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「ふぅ、スッキリしたー」
まだ時間は大丈夫そうだ。
ラフな格好に着替えてPC前の椅子に座り、ヘッドホンを付ける。
あと5分くらいで始まるから、動画サイトを開き待機場所に移動する。
待機場所には200人くらいいる、人気配信者だ。登録者は47万人で個人勢のVtuberの中ではトップ中のトップだ。
私が見始めたのは5年前登録者が2000人、デビューして2ヶ月くらいの新人だった。声がハスキーで透き通っていて一言で好きになった。
そのあとビジュアルを見てより好きになった。薄い灰色で男性にしては長い髪、色素が薄い目に、高い鼻。一言で言えばめっちゃタイプな顔だったんだ。
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『みなさん、こんばんはー
初めましての人ははじめましてー』
オープニングが終わりヘッドホンからハスキーボイスが聞こえてくる。今日の配信の疲れが吹き飛んだ気がした
『今日はランク回していこうかなー』
ここまで読んでいただきありがとうございます
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